ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

メガネのミライ

f:id:comoshin:20200110094800j:plain


当然ではありますが、ボクはメガネを使用しています。老眼鏡です。持ち歩くのが面倒で、現在3つのメガネを、職場と自宅と車の中に置いています。

もともと、視力は良かったのです。両眼とも2.0でした。子供の頃、父親から厳しく指導されました。眼が悪くなるくらいなら勉強なんかしなくていいと。ボクは、自分に都合のいいことは素直に従いました。

 

NHKスペシャルで聞きかじったのですが、動物は視覚を持った時から飛躍的に進化のスピードが上がったらしいです。眼から得られる情報で、生存の可能性が高い環境を自ら選択できるようになったとのこと。他者を食べたり食べられたりするときに、視覚は相当有益な情報源だったと、理解できます。モノを見ることは、生きる上で重要な役割をはたします。

 

さて、60歳ともなると老眼になるのは仕方ない事だと思います。だからメガネで視力を補完しているのですが、そろそろ眼鏡にもイノベーションが起きるのではないかと考えています。近い将来では、ボクみたいにメガネを着けたり外したりする事無く、メガネが自動で調節する。また、携帯のカメラを起動しなくても、3回まばたきをすると、写真が自動で携帯に保存されるとか。。。早く実現してもらいたいです。

 

ただ、未来のメガネは視力(映像)だけを拡張する道具ではなくなるだろうと思います。

ARメガネは目の前にある映像という情報に加えて、ICT技術等からのデータ情報を提供する事ができるみたいです。ボクはそれだけでなく、メガネは頭脳も手に入れるのではないかと予想しています。AIを内蔵するということです。

脳波は微弱な電気信号です。現在はすでにこれを取り出す技術があります。それならば逆に脳に取り入れることもできそうです。メガネは脳に近い距離にあり、脳に電気的な刺激を与えるには最適なツールかも知れません。

 

視覚は外界の情報を自分の脳にinputする機能です。ですから情報を解析して役立てるのは自分の脳です。しかし、外部(メガネ)にAIを搭載するとなると、情報はまずメガネで処理されて、より有益な情報として自分の脳にinputされるか、もしくは自分の脳からoutputされた情報をメガネのAIに処理させ最適化された行動がとれるようになることも可能ではないでしょうか。

例えば、自転車で走っていても危険を予知する機能とか、外国人と接するうえで、言語や風習の違いから起こるトラブルを避けることが可能とか。目の前にいる人が自分にとって有益な人か、有害な人か瞬時に教えてくれるかもしれません。感情をコントロールする映像をメガネから見せられることも考えられます。すこし恐ろしい気もしますね。

 

それでは、また明日。

世の中のリスク

f:id:comoshin:20200108103758j:plain


セミリタイア世代に限らず、世の中には無数のリスクが横たわっています。なるべく無用なリスクには近寄らないように生きていても、踏んづけてしまうことってありますよね。ボクらの世代では犬のうんこww

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00000028-kyodonews-int

いやなニュースが飛び込んできました。第3次世界大戦勃発か?

 

日本が直接戦争に巻き込まれる事は無いと思いますが、経済的なダメージはあるかもしれません。もし、世界大恐慌が起きれば、ボクらの生活はどうなるのでしょうか?

特に気になるのは、インフレーションです。モノの値段が高騰し、給料が追い付かない状態です。アフリカのどこかの国みたいなハイパーインフレは起きないでしょうが、インフレの被害が一番大きいのは年金生活者だと思っています。

 

物価上昇に比例した収入があれば、何とかなるのでしょうが、年金がそれに対応する事はないでしょう。マクロ経済スライドというよくわからない計算方法で算出される年金額は、カットされることはあっても、増える状況は想像できません。そんなことはないですよと難しい計算式で丸め込まれるに違いありません。

 

天災も避けようのないリスクです。日本に居住している以上、明日、地震ですべてを失う可能性があります。大型化、かつ狂暴化する台風も天災リスクです。

さらに、健康を害するリスクもあります。医療費や仕事ができなくなる経済的な損失も大きいですが、精神的ダメージは計り知れません。

 

そのほかにも、交通事故や会社の倒産など、挙げていってもキリがありません。要はコントロールできるリスクとそうではないどうしようもないリスクを区別して、リスク管理をするしかないということです。そうすることで、モヤモヤとした不安を抱えている状態から脱出して、楽しく生活するマインドセットができるのです。杞憂という言葉もありますよね。

 

アメリカとイランの戦争を止めることは、ボクにはできません。でも、それによって引き起こされる原油高に対して、低燃費な車に乗り換えるとかソーラー発電を検討するとか、出来ることもあります。また、健康はある程度コントロールが可能なリスクです。食生活や運動習慣を見直すことでリスクを減らすことができます。

むやみに不安がらずに、自分にできることだけやっていれば、後はもうどうしようもないのですから、お気楽に毎日を楽しんだ方がいいに決まってます。

とりあえず、ボクは年金が大幅に減っても大丈夫な生活を設計します。

 

 

それでは、また明日。

シニアの筋トレで注意すべきこと

 

 

運動をするとき、最初に考えることは、その運動は安全か?という事です。実は、ボクら専門家(理学療法士)は運動の効果よりも、まずは運動の安全性を考えます。その上で効果的な運動を指導しています。職業人としては当然ですね。

 

一般的な禁忌(やっちゃいけないこと)は以前お示しさせたて頂きましたので、今日は筋トレにフォーカスしたいと思います。 

comoshin.hateblo.jp

 

結論から言うと「痛みに敏感になって下さい」という事です。ただし、すべての痛みに対して、少しでも痛みがあったら筋トレをしてはいけないという事ではありません。むしろ、筋トレ後の筋肉痛は筋力増強の一過程です。

 

順序立てて説明します。

 

筋力とは筋が収縮するときに生まれる力です。

数値化するのはとても難しいです。なぜなら人間の身体は多くの筋肉からできているからです。ですから筋力とは、結果的に物を持ち上げる力とか身体を動かす力とか、わりと大雑把なものになります。筋トレで重視されるのは、瞬発的な最大筋力です。

 

筋力トレーニングの目的は人によって目的は変わってくると思います。

このことは重要な意味を持っていて、目的の幅が大きいほど、筋トレの方法も変わってきます。少しだけ、例をあげます。

1、筋力の向上

求められる筋力を発揮するため。走力やジャンプ力や体を支えたり動かす力をよりつよくするため。

2、体力向上

基礎代謝を引き上げ、新陳代謝を促し、血行を良くするなど体力増進のため。

3、ボディメイク

贅肉を落として筋肉をつけ、メリハリのある綺麗な体を作るため。

これ以外にも、多くの目的があると思います。ボクなどはやる気ホルモンのテストステロンを分泌するために筋トレすることもあります。

 

注意すべきことの一つ目は、自分の目的をはっきりさせることです。

体力の向上が目的だとしたら、週に2日くらいの頻度でも効果がありますし、筋トレ後の筋肉痛も軽い程度で調整しましょう。

逆に本格的に筋力を強くしたいのであれば、筋肉痛は避けて通れません。筋肉は強い負荷をかけることでその状態に適応しようとします。筋肉を甘やかしては、まず強い筋力は手に入れられません。筋肉痛は必要です。

ボディメイクはシニアには向いていないのでお勧めしませんが、どうしてもという人にアドバイスするなら、食事を研究することです。それとかなりストイックにトレーニングしないとボディメイクは無理です。

 

注意すべき二つ目は、無理せずに長く続けられる筋トレメニューを作ることです。

筋トレで作った筋肉は、筋トレしなくなったらすぐに落ちます。先ほども書いたように、筋肉が大きく、強くなるのはあくまでも訓練環境に適応しただけです。身体が勝手に反応したのです。だからぬるい環境(筋力を発揮する機会が少ない生活)ではぬるい筋肉しかつきません。

 

筋肉痛以外にも身体の痛みに敏感になる必要があります。関節痛や頭痛、内臓からくる痛みなど、痛みをコントロールする事が長くトレーニングを続けることに繋がりますし、身体全体をコントロールする事に繋がります。

 

是非、自身の身体と会話をしてください。

 

それでは、また明日。

ウォーキングの装備

f:id:comoshin:20200106103129j:plain

ウォーキングの装備は、体力が有り余っている人はウエストポーチとペットボトルの水分さえあれば装備なんて関係ありません。サンダル履きで50km位歩ける人も珍しくありません。

しかし、私のようなアラ還(60歳前後)は10kmでも回復に2日以上かかります。だから装備にも気を配り、楽しく体力増進を図りましょう。

 

1 持ち物

 携帯・・・この齢になると何があってもおかしくありません。緊急連絡の手段として必需品でしょう。また付属しているカメラ機能は高性能になっており、道ばたの花を撮るだけでも楽しいです。ほとんどのスマホには活動量計も付いているので、これを活用しない手はありません。歩いた距離や消費カロリーなどが日別に表示されて、モチベーションにも効果があります。

 

f:id:comoshin:20200106102641j:plain 

飲み物・・・これも必需品です。脱水症の怖さはご存じのとおりです。一つだけアドバイスするなら、水分は早め早めの摂取が必要ということ。飲んですぐに血管や細胞内に水分が取り込まれません。活動する1時間前くらいから水分を取るように心掛けましょう。

帽子・・・日焼け対策です。紫外線からの体力消耗は思いのほか大きく、甘く見ていると私みたいに何日も廃人みたいになります。あと、少しの雨にも重宝します。おすすめはホライズンハットです。

財布・・・多くは必要ありませんがペットボトルのお水とおにぎりくらい買えるお金があったほうがいいですよね。そのほか保険証とか身分証など財布に入れている人、多いと思います。

タオル、ポケットティシュ、日焼け止めクリームなど・・・あまり重くないので必要に応じて持っていてもいいでしょう。

デイバッグ・・・手ぶらになるのが絶対にいいです。ウエストポーチでも良いのですが、携帯に財布、ペットボトルが収納でき、季節でウインドブレーカーなど着たり脱いだりすることを考えると超軽量リュック式がおすすめです。ネットで探すとロードバイク用の小さく使い勝手のいいものがたくさんあります。

f:id:comoshin:20200106101455j:plain

2 服装 

シャツ・・・汗をかきます。乾きやすい素材のものがいいです。通気性のいい手首まであるアンダーシャツは日焼け防止として。

ボトム・・・できれば短パンとストレッチ素材のレギンスの組み合わせがベストです。ボクはワコールのCW-Xを使っています。テーピング効果が期待でき、締め付けも適度で疲れ方が軽くなった気がします。ジーンズやジャージは通気性に難があります。

f:id:comoshin:20200106102726j:plain

靴・・・軽量で通気性がよく、靴底がしっかりしているものを選ぶといいでしょう。私は甲の部分が全部メッシュになっている靴を気に入って使っています。好みもあると思いますが重要なアイテムなのでスポーツ用品店で店員さんとよく相談の上に決めることをおすすめします。

f:id:comoshin:20200106101537j:plain

 

以上、10km以上歩くのにあったらいいなと思う装備を紹介しました。

60歳の髪

最近、髪の毛が薄くなっています。以前も禿げかけた髪の話を書きましたが、その時は気にしないでおこう。と書いています。

comoshin.hateblo.jp

 でも、実際は気にし続けています(笑)

ボクの場合は、後頭部の髪の太さが問題のようです。著しく細くなっていいます。普段は自分で見ることができない場所ですので、つい、気になってしまいます。もう、他人は誰も気にしていないのに。

 

なぜ薄毛になるのかといえば、それは当然ながら老化の為です。新陳代謝が低下するから大局的には諦めの方向ですけど、まだ、ジタバタしています。

どうして諦めないのかというと、簡単なたった一つの習慣を続けることで、禿げる速度が遅くなったように感じるからです。それは、入浴後にドライヤーで髪を乾かす事です。正確には頭皮を乾かすことと清潔に保つことです。

 

これまでは、お風呂から上がるとタオルでゴシゴシ水分を取って自然乾燥していました。しかし、それでは頭皮を清潔に保てないようです。何せ60歳の頭からはそれなりの加齢臭と臭いの成分になる物質が分泌しているのでしょうからね。

 

洗髪は一日に一回、マッサージをするようにシャンプーします。洗髪あとはしっかり泡を流し、すぐにドライヤーで乾かします。熱くない風で後頭部から頭頂部へと時間をかけます。決して髪と髪をこすらないようにブローします。たったこれだけで、ヤバかった後頭部がごまかせばわからないレベルまで復活しました。

 

他人から見たら、どうでもいいことです。爺が一人禿げただけですから。でも、本人は少しでも好印象のある姿でいたいと思っています。それは、本人がどうでもいい事と思ってしまえば、全部がどうでもよくなるのではないかという不安があるからです。身だしなみも清潔感も言葉使いもどうでもよくなるのが怖いのです。

 

ボクは仕事柄、多くの高齢者に携わってきました。やはり、どうでもよくなった人と、外見を維持しようとする人がいます。そして、後者の方が好かれます。当然ですよね。

これからボクたちは、ドンドン齢を取り、若い人の世話になっていきます。世話になる人たちから少しでも好かれるように努力をしないといけません。

笑顔とお洒落は人間関係を良くするための必須条件です。

 

ただ、洗髪と歯磨きで20分~30分かかるようになりました。なかなか面倒くさいですね。

 

それでは、また明日。

すべてを手に入れることはできない。

f:id:comoshin:20200105093607j:plain

昨日は高校時代の同級生とゴルフを楽しみました。

一昨日の同窓会で痛飲していることもあって、スコア的には残念な結果でしたが、天気も良くてとても楽しく遊ぶことができました。シニアにとってはゴルフはちょうど良いスポーツです。

 

高校はいわゆる進学校で、60歳になると会社では、みんなそれなりのポジションにいます。一人は大手鉄鋼会社で、なんとかセンターの所長をしている。もう一人も大手デベロッパーの支店長です。もちろん一部上場起業。ボクはといえば超零細企業のオヤジで、収入の格差は相当な額になると思う。怖くて聞けなかったけれど。。。

持っているゴルフクラブが違う。使っているゴルフボールが違う。乗ってくる車が違う。貯蓄額が違う。でも、中身は昔と一緒。喜んだり、グチグチと愚痴ったり、助け合ったり。6時間くらいでしたが、一緒にいてとても心地よい時間でした。精神的な格差はゼロでした。

 

プレーしながらいろんな話をしましたが、それぞれに不安を持っていることは共通でした。お金のことはもちろん、健康の事、家族の事、将来の生き方。

ボクから見たら、たくさんお金を持っているのに、まだ不安があるという。理由を聞くと、今後、何があるか分からないからだと。健康についても家族についても、ちょっとでも安心できるように真面目に努力している。そこのところはボクとはずいぶん違う(笑)

彼らはボクから見たら勝ち組だけど、彼らから見たら、もしかしたらボクも勝ち組と思われているかもしれない。人は自分に足りないものを持っている人をうらやむ性質がある。地元で、いいかげんで、ストレスフリーに生きているボクは、見ようによっては羨ましいのかもしれないのだ。実際は結構ストレスを感じながら生きているのですが。

 

彼らはある部分では成功を勝ち得ているけど、すべてではない。ボクもまた同じ。お金も仕事も健康も、これで安心という境地には、なかなかたどり着けないものだろう。だけど、ちょっとだけでも安心に近づけようと、もがき続ける。

その先に確実な成功とか安定は無いとわかっていても、一日一日を着実に努力して積み重ねることしかできない。

 

60歳という年齢は、どこかに妥協点を探す年齢なのだと思う。これからどうしよう。このまま進むか、立ち止まるか、今までと違う道を探すかの分かれ道です。優秀な同級生もそれぞれ悩みながら明日を見つけようと頑張っています。なるべく楽しく生きていきたいです。

書評 破天荒フェニックス

f:id:comoshin:20200103065430j:plain
『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』(田中修治・著/幻冬舎刊)は2018年9月に発売されて以来、たちまち重版、異例のヒットとなったビジネス小説です。「note」での連載中からクリエイターのエージェント会社コルクの代表・佐渡島庸平氏が作品に惚れ込み、幻冬舎のヒットメーカー・箕輪厚介氏により書籍化されました。(テレビ朝日HPより)

新春ドラマとして放映されます。

2020年1月3日(金)よる11:15~「第1夜」

2020年1月4日(土)よる11:15~「第2夜」

2020年1月5日(日)よる11:10~「第3夜」

原作の小説のレビューを書いていたので手を入れて転載します。

 

2018年10月にあるメルマガから誘導されてkindleで読んだ一冊。

あまり期待しなかったんだけど、つい一気読みしちゃいました。

 

全体の感想としては「 ぼくには出来ない冒険の旅 」でした。

一応ぼくも起業家のはしくれで、いろんな修羅場を経験しました。しかし、この本に描かれている修羅場は、比較にならないほど壮絶でタフなものです。こんな経験は頼まれてもやりたくない。

ただ、強烈に刺さる本でした。きっとボクがもっと若かったら憧れるんだろうと思います。

物語はある程度、事実を基にしているということで、次へ次へとのめり込んで読んでいきました。

M&Aというものはどんなものかは知っていても、体験する人はあまりいない。まして買収する側というのは想像もつかない。しかし、主人公はあっさり会社を買ってしまう。あんまり調べもしないで。

毎月毎月資金ショートの危機をギリギリのところでかわしていく生活は想像を絶します。「ぼくには出来ない冒険」と思う所以です。

ただ主人公たちは少しずつその強烈な刺激に慣れていき、刺激を楽しむかのような行動をとって行きます。最初は1千万円ほどの焦げ付き額が、後半では数十億円まで膨れていく。

 

もちろん売上もガンガン上昇するが、どこかネジが外れた思考が常態化する。そんな物語でした。

 

自分には出来ないことだが、もし、実行したら一体どんなことになるんだろう?

純粋に興味がわく。怖いもの見たさ?綱渡りのスリルはサラリーマンの人よりは共感度が高いかな。

 

ただ、もともとnoteというwebサービスで公開されていた文章とのことで、いわばブログみたいなもの。時系列が整理されていないのが玉にキズでした。ドラマの場合はそこのところを上手く編集されていると思います。

 

正直なところ、ぼくはオンデーズという会社を知りません。リアルな世界でどのように急成長してきたのかを見ていないので若干リアリティに欠けたのですが、それでもこの冒険活劇は、手に汗もので興奮して読みました。

 

読み終わりの感想は「やっぱ、本で仮想体験するのが精いっぱい」ってことです。

 

 

それでは、また明日。へたれですみません。