ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

すべてを手に入れることはできない。

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昨日は高校時代の同級生とゴルフを楽しみました。

一昨日の同窓会で痛飲していることもあって、スコア的には残念な結果でしたが、天気も良くてとても楽しく遊ぶことができました。シニアにとってはゴルフはちょうど良いスポーツです。

 

高校はいわゆる進学校で、60歳になると会社では、みんなそれなりのポジションにいます。一人は大手鉄鋼会社で、なんとかセンターの所長をしている。もう一人も大手デベロッパーの支店長です。もちろん一部上場起業。ボクはといえば超零細企業のオヤジで、収入の格差は相当な額になると思う。怖くて聞けなかったけれど。。。

持っているゴルフクラブが違う。使っているゴルフボールが違う。乗ってくる車が違う。貯蓄額が違う。でも、中身は昔と一緒。喜んだり、グチグチと愚痴ったり、助け合ったり。6時間くらいでしたが、一緒にいてとても心地よい時間でした。精神的な格差はゼロでした。

 

プレーしながらいろんな話をしましたが、それぞれに不安を持っていることは共通でした。お金のことはもちろん、健康の事、家族の事、将来の生き方。

ボクから見たら、たくさんお金を持っているのに、まだ不安があるという。理由を聞くと、今後、何があるか分からないからだと。健康についても家族についても、ちょっとでも安心できるように真面目に努力している。そこのところはボクとはずいぶん違う(笑)

彼らはボクから見たら勝ち組だけど、彼らから見たら、もしかしたらボクも勝ち組と思われているかもしれない。人は自分に足りないものを持っている人をうらやむ性質がある。地元で、いいかげんで、ストレスフリーに生きているボクは、見ようによっては羨ましいのかもしれないのだ。実際は結構ストレスを感じながら生きているのですが。

 

彼らはある部分では成功を勝ち得ているけど、すべてではない。ボクもまた同じ。お金も仕事も健康も、これで安心という境地には、なかなかたどり着けないものだろう。だけど、ちょっとだけでも安心に近づけようと、もがき続ける。

その先に確実な成功とか安定は無いとわかっていても、一日一日を着実に努力して積み重ねることしかできない。

 

60歳という年齢は、どこかに妥協点を探す年齢なのだと思う。これからどうしよう。このまま進むか、立ち止まるか、今までと違う道を探すかの分かれ道です。優秀な同級生もそれぞれ悩みながら明日を見つけようと頑張っています。なるべく楽しく生きていきたいです。