ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

息子への電話

数か月前に「息子からの電話」というタイトルで書いた。

comoshin.hateblo.jp

 雨がとても酷いので、息子に電話しました。だけど、天気の話は1分以内、その後40分も息子を詰める話をしてしまいました。

親としてはとても心配で、なんとか楽しい人生を過ごしてほしい。望むのはそれだけです。そしてボクを含め多くの先輩たちと同じように、ただそれ(楽しい人生)を手に入れるのは甚だ困難だということです。できれば手引き書のような伝言が出来ないだろうか?そんなきれいごとを纏って、ボクは明らかに言い過ぎてしまいました。

途中から、息子の声が震えてきたのが分かりました。親父の意見はなかなか論破できません。なにせ善意で出来ているし、実績でも勝負出来ない。悔しさなのか怒りなのか、電話では判断できませんでした。すまなかった。コロナさえなければ顔をあわせて、心情を察しながら話ができたのに。

ダメな親父の典型だと気づいた。そもそも昭和の古臭い手引き書なんて役に立つはずがない。彼には彼が紡ぎだす(良い意味での)処世術があるはずだ。自分が選んだ羅針盤で航海したほうが面白いに決まっている。

ボクは、心の奥のほうでしっかり応援する。助けを求められた時にちゃんと力になれるように準備する。そしていつも息子を愛する。

それだけしか出来ない。

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ゲド戦記より