介護保険の小さな闇<カスタマーハラスメント>
何故65歳でスッパリと引退しようとしているのか?
理由の一つにカスハラがあります
利用者やその家族からのパワハラです
利用者の幸せを思って努力しても罵倒されたり暴力を受けたり脅迫されたりすることがあります
ボクのデイサービスでも数は少ないですが何度か経験しました
全く理不尽な理由でトラブルになります
例えば必要書類の提出をお願いしただけで激高されて「お前はバカだ!」と数十回も怒鳴られたこと
他の利用者に事実ではないことを吹聴し、自分の要求を飲ませようとされたこと
女性のスタッフに暴力を振るう人もいます
これらのことは、高齢で認知機能が低下しているという事実の元に仕方がない事とされています
介護職はプロなんだから受けとめなければいけないとの圧力を感じます
本当にそうでしょうか?
認知機能が低下すれば何をやっても良いんでしょうか?
横暴を現場の介護職員に押しつけることで問題がなくなるのでしょうか?
厚生労働省がキチンとしたカスハラに対するガイドラインを策定すべきだと思います
国として、介護保険監督官庁として介護職員を守る義務があると感じます
現実は各事業所にマニュアルを作るように指導するだけです
それだと現場に無理を押しつける事業所ほど利用者からは重宝され、逆に問題は深刻化するのではないでしょうか
介護保険では人権の尊重が大きな理念になっています
権利があるのなら法律を守る義務もあるはずです