介護保険の小さな闇<介護職員処遇改善加算>
ボクは介護保険制度があったから会社を作ることができたし、20年ご飯を食べることができました
ありがたいと思っています
そろそろ提供側から受給側に立場が変わる年齢になってきました
問題を提起しても良い頃でしょう。あくまでも小さな闇です
介護職員処遇改善加算・介護職員等特定処遇改善加算・介護職員等ベースアップ等支援加算
介護職員処遇改善加算、介護職員等特定処遇改善加算、介護職員等ベースアップ等支援加算は、すべて介護職員の待遇改善を目的としています
具体的には、介護職員の賃金や労働環境の改善を図ることで、介護サービスの質の向上や介護職員の雇用環境の改善を目指しています
これにより介護職員の待遇改善を進め、介護サービスの質の向上とともに、介護職員の雇用環境の改善を実現することが期待されています
・介護職員処遇改善加算は、介護報酬に対して、介護職員の給与水準や労働環境の改善を促進するための加算です
・介護職員等特定処遇改善加算は、介護報酬に対して、特定の労働条件に該当する介護職員の処遇改善を促進するための加算です
・介護職員等ベースアップ等支援加算は、介護報酬に対して、介護職員の賃金のベースアップを促進するための加算です
3番目の介護職員等ベースアップ等支援加算に至っては先の2つとの違いさえよくわからないものになっています
これらの加算は申請をしなければ原資を貰うことが出来ません
それぞれに申請と報告が必要になります
これって一つにまとめること出来ませんか?
もっと踏み込めば、介護料の基本報酬に組み込む事って出来ないんですか?
サービス事業者がちゃんと介護職員の給料に反映しているかどうか?
信用できないという意見もあるでしょうが、報告を厳密にすれば問題は生じにくいと思います
そもそも職員の給料に反映出来ない事業者は自然と職員が離れて存在できなくなると思うのです
もう一つの問題
ボクの事業所での加算率は3つ合わせると売上の8.2%になります
ものすごい金額になっています
近年のデイサービス事業は赤字率が50%に近づいています
頑張った半数程度の黒字企業の営業利益率は6~10%
そうです。今、加算が消滅すると黒字企業はほぼ無くなります
そのくらい大きなウエイトを占めるに至っているのです
もし、加算が無くなったらボクは迷わず廃業します。2ヶ月以内に廃業します
だれか赤字分を寄付してくれる人がいれば別です