ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

ダウンサイジング計画(2)

ダウンサイジング計画(1)では具体的かつ家計簿的な内容を書きました

(2)では抽象的かつライフプラン的な話をします

その前に(1)では税金や社会保障費の考慮がなかったので、あれでは「収入>生活費」が成り立たないことをご報告しておきます

もっと頑張らなければ・・・

 

お金のことを細々と考えるのは本当は嫌です

だけど現実は計算しないとお金なんてあっという間になくなります

計算しなくても良い状態にする方法はないでしょうか?

「足るを知り、小さく整う生活」

ボクはこれを目指そうと思います

ミニマリストとか最近ではシンプリストとか言われていますが、ボクにはちょっと極端すぎます

あまり追求しすぎずゆるく整えば良いのではないかと思います

もっと言えば、「足るを知る」や「整う」は物を持たないことではなく、気持ちの問題ではないかと感じます

以前、中古ですがポルシェを所有したことがあります

中学生の頃からの夢でしたので、後悔していません。270万円くらいだったので無理をしたつもりもありません

1年ちょっと所有しましたが、正直「こんなものか」という印象でした

確かに工業製品としてすごいレベルの車でした

例えばブレーキは非常に良くできていて、100km/h以下のスピードなら事故は99%避けられると思えるほど、安定して強力な制動力がありました

ただ、それで生活が豊かになったかと言えば答えはNOです

もっと性能の高い車が欲しくなっただけでした

その時ようやく「足る」を知りました

生活を豊かにするのは良い物を持つことではなくて、安心した生活に足りるかどうかだったのです

ボクにとって車は安全性が高くて旅行に使える車かどうかで判断すれば良くなりました

知人がベンツに乗ろうがフェラーリに乗ろうが全く羨ましくなくなりました

足るを知ったことで心は楽になり豊かになったと思います

 

サウナー界隈で「整う」という言葉が流行っています

気持ちが落ち着いてすっきりしている様子を言うそうです

生きていればぶつかるいろいろな事象に惑わされないで、大局がみえる状態を「整う生活」と呼んでも良いのではないでしょうか

死ぬまでの時間をできるだけシンプルに考えると余計なことに振り回されるのは邪魔なだけ、無駄でしかないと思ってしまいます

気持ちを整えて本当に大切な事柄だけを丁寧に行なう生活を希望しています

 

ダウンサイジングは家計簿的な側面と精神的側面を併せながら、多くの場合は手探りで、進めていくことになると思います