ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

ひとりで生きていく

ボクは若い時から個人主義が嫌いだった。

小学校の班行動で、必ず一人は役割をサボる奴がいた。

なにも努力していないのに、班で挙げた成果は共有してしまう、ずるっこい奴。

あの頃は世の中も寛容だったし、いくら班替えしても一人ぐらい入っていたので、仕方ないと思っていた。仲が悪くなるって事もなかった。

少しずつ大人になって、大学生くらいからそんな奴とは距離を置くようになった。距離を置いても問題がないからだ。give & takeが心地よかった。takeだけでgiveしない奴をボクはボクの周りから遠ざけた。別に行いが悪いとか人格が劣っているとかではない。ただ単に、自分が損をしたくなかっただけだ。

 

 それから、社会人になってからは資本主義の犬である。

見返りの利益がないものは、初めから存在しないと同義であるかのように振る舞った。会社に利益を与え、会社から利益を享受した。そうして得た金銭で自分を豊かにしようとしていた。まるで集団で狩りをしているみたいに。

 

福祉に関与する介護保険事業を始めてからも、活動の根本はgive & takeで変化はなかった。ご利用者には対価以上のサービスを提供してきた。それで得られる利益ボクとスタッフに分配できたと思っている。みんなで役割分担して獲物(利益)を狩りに行くイメージだ。役割を果たさないスタッフがいれば、排除はしなかったが、自然に居心地が悪くなる環境を改善しようと思わなかった。資本主義の社会では当たり前のこと。

 

そろそろ資本主義がヤバいことになっている。

資本主義は、格差を拡大させ、地球を破壊し、ボクらが生きていくことすら困難な状況を作り出している。集団で狩りとかしている場合ではない。集団が強力であればあるだけ弊害が大きくなる。集団への貢献度を上げようと、頑張りすぎて搾取しまくり、自然破壊しまくりだ。辞めたくても、いつの間にかお金という鎖でがんじがらめになっている。もうそろそろ本当にヤバい。

 

効率から離れて個人で生きる方法を考えたほうがいい。

集団から離れて生きてみよう

モノやヒトに依存するのはやめよう。

なるべく小規模な仕事をしよう

庭で野菜を育てよう。

辛い時は頭を下げて助けてもらおう

give & giveをやってみよう

 

大学で一年後輩の田中くん、あの時はゴメンな。

散々飲み食いさせたのに、ドイツ語の代返してくれなかったから腹が立ったんだ。

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