ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

エロ小説は只今5千文字

リスペクトしている作家は星新一氏です。暗黒の高校時代を恥をさらしながら生きていた頃、星新一ショートショートは現実から逃避できる唯一のファンタジアでした。文章に没頭している時間だけは魂が自由で居られました。

しかし彼は天才です。ボクのような凡人では真似も出来なければ参考にも出来ないのです。エロ小説家として月に5万円を得ようとしている下賤民からしてみれば、彼の存在は眩しすぎて死にたい気持ちになります。

実はもう一人、あこがれの作家がいます。あの時代に読みふけったのは筒井康隆大先生の作品です。先生の書いたものは良い意味で、ボクのような者でも「生きていてもいいんだ」と思わせてくれる、まあ庶民の味方と言うか読んだらすぐに忘れると言うか、とにかく気楽に読める芸術作品でした。最近の作品は読んでいないからわかりませんが、初期の作品は猥雑で下品ですっぱい毒が混ざっている。こんな自由な大人の世界もあるんだなと、純真な高校生は思っていました。筒井先生自身も、酔っ払いで悪いことしていてそれでも銀座でモテて、女の子を食べ散らかしているんだろうと純真な高校生は思っていました。ちょうど反抗期も重なっていたので、公務員の父よりも破天荒(勝手な想像)な筒井先生にあこがれました。

星新一大天才先生を目指すなんて畏れ多くてできないけど、筒井康隆大先生だったら目指したって怒られないんじゃないだろうか?もしかして大先生のほうをDissってるように映るかもしれませんが、そうじゃないんです。大天才先生のほうが異常というか宇宙人というか、人とは比較できない存在なんです。わかりますよね、大先生?とにかくボクは初期の筒井文学が好きです。大好きです。真似します。

エロ小説は只今5000文字