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LIFE SPAN 老いなき世界 第3章・第4章 <書評>

第3章 万人を蝕む見えざる病気

なんと老化は病気だという提唱です。固定観念でカチコチになったボクの頭では、「いやいや病気はハプニングで老化は自然現象でしょう」と考えてしまいます。「老化が病気だったら原因があるはず、老化は原因がないから病気ではない」などと常識的な思考回路の中で混乱します。しかし、デビット・A・シンクレアは老化そのものが1個の疾患なのだと言い切ります。

ボクが病院に勤務していた時は事務当直と言って夜勤をする事がありました。入院患者さんが夜間に亡くなられたとき、医師に死亡診断書を書いてもらうのですが、仏様が90歳だろうが100歳だろうが死因の欄に「老衰」と書かれることは非常に稀でした。「多臓器不全」だったり「肺炎」が多かったのを覚えています。病院で亡くなるということは何らかの病気があるはずで、「老衰」ではいろいろと問題があったのだろうと思います。そのくらい老化は病気と区別されていたのだなと今更だけど考え直しました。しかし「多臓器不全」「肺炎」は疾患の一つだと認識されています。老化により「多臓器」が不全状態になりますし多くの場合、全身で炎症症状が現れるものです。最終的に呼吸が消失して死亡となりますので「肺炎」でも間違いではないのです。しかし、それは老化によって引き起こされるのです。老化が疾患を引き起こす、これは老化が病気の一つだという意見を立証することなのかも知れません。少なくとも現在の医療の場当たり的な(デビット・A・シンクレアはモグラ叩き的と書いている)手法ではこれ以上の健康年齢は引き上げられないと感じています。

第4章 あなたの長寿遺伝子を今すぐ働かせる方法

いよいよ老いなき世界へ誘ってくれる章に突入します。もうココだけ読めばいいんじゃね?と思います。で、ダラダラ説明するのはやめて、結論を書きます。

1、間違いなく確実な方法→食べる量を減らせ

2、アミノ酸を制限する

3、運動をする

4、寒さに身をさらして長寿遺伝子を働かせる

5、タバコや有害な化学物質、放射線は老化を早める

デビット・A・シンクレアが指摘したのは上記の5項目です。中でも食べる量を減らすという方法についてもう少しその理由を説明します。それは1章と2章で触れたサバイバル回路のスイッチを入れるのに現状の食事量では圧倒的に多すぎるという理由です。デビット・A・シンクレアは飢餓状態にならないとサバイバル回路は発動しないと書いています。体の健康を持てるギリギリの食事にまで制限することで、長寿遺伝子に仕事を命じることが出来ると言うのだ。ちょっとした断食を推奨している。現代の生活習慣病のほとんどは、過剰なカロリー摂取に起因している事を考えれば説得力はあるのではないでしょうか。

次回は何と「第5章 老化を治療する薬」という更にとんでもない理論が展開されます。本当だったらボクも飲みたいですね。