ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

起業するならファーストペンギン

あるyoutuberさんが稼げない人はマネする能力がとても低いと言っていました。逆に言うと、上手く稼いでいる事業をコピペできれば事業が成功する確率は格段に上がると思います。 ビジネスは真似るほうが簡単に上手くいく事については異論ありません。ただ単にお金を稼ぐだけだったら何も考えないで上手くいっている人の真似をした方がいいでしょう。いっそフルコピーした方が良いでしょう。中途半端な思い入れや理念、好き嫌いなどのこだわりは邪魔にしかなりません。

 例えばタコ焼き屋さんで考えてみます。同じ様な環境で売れているタコ焼き屋さんを日本全国の中から探します。そして味はもちろん食材から店舗のデザイン、営業時間や人件費率、包装材から商品につける爪楊枝の数までコピーすれば失敗の可能性はかなり少ないでしょう。幾らかのお金は稼げると思います。しかし、それ以上の成果は期待できません。(経験という財産は築けます)自分がなぜ成功しているのかという理由もわからなくなる可能性もあります。自分の力だと勘違いするかの知れません。そして明日も明後日もやらなければならない事が決まっていて、それをいかに上手にこなしていくだけの毎日では楽しくないでしょう。

さらに、残酷な 資本主義社会では利益が見込める事業には必ず競争が発生します。人真似が稼ぐためのスキルなら誰でも(それができる人)真似をするでしょう。真似で短期的な利益を確保しても、いずれ真似競争になって少数の真似のスキルが高い人だけが勝ち残り、その他は消耗戦に敗れることになるでしょう。

ファーストペンギンは傷だらけという話はご存知かと思います。リスクを取れない人には利益を得ることもできない。大きなリスクにはそれに見合う利益があるという内容です。真似は確かに簡単にお金を稼ぐための手段ではあります。しかし得られるものはそれなりです。お金以外の達成感だったり充実感が圧倒的に足りないからです。それは自分の大事な時間と情熱と苦労に見合う結果は得られないと思うのです。すこしマゾ的ではありますが。一寸先も見えない中で、手探りで明日を探す日々がとてつもなくドキドキワクワクするし、生きている実感がある。わずかな利益でも稼いだ後の達成感はいかほどだろうと思います。