お金はどこにあるのか?
ボクは日頃から金融機関に恐れられている存在です。
なぜなら、時折挨拶にやってくる若い銀行員を自室に迎えて(捕まえて)、長い世間話をするからだ。時間泥棒とも呼ばれています。
そこでいつも話すのは、銀行ヤバいよ ということ。ボクのほうがよっぽどヤバい奴なんですが、ボクとしては少しでも有益な情報を伝えたいと思っているからなんだよ。
ボクが銀行を使うのは、大きく3つです。
① 事業資金を預かってもらうため
② 事業資金を借金するため
③ 社員の給料や取引先に支払う窓口になってもらうため
これは銀行の3つの役割、①預金 ②貸付 ③清算 に当てはめられます。
まだまだ現金が幅を利かせているうちは、社会の中でも銀行の役割は残っていくでしょう。
ボクは最近やっとau PAYでスマホ決済デビューしました。緊張しました。
もうこれで、小銭を扱わなくてよくなる。コンビニとかを利用するには、財布も必要なくなるよね。世の中の人からは周回遅れで喜びました。ただ一つの課題は、ナナコカードの残高をいかにギリに使い切るかですね。
スマホとクレジットカードがあれば、現金を見ずに生活できるかもしれません。そこで疑問です。ボクが働いて稼いだお金はいったいどこにあるのだろう?
今のところはスマホやカードに紐付けされている銀行にお金はあるのだろう。じゃあ銀行は何をしているのか?ネットを使ってお金のデータを移動しているだけです。ヤバいですね。
お金はもうデータですむ時代になったという事でしょうか。わざわざ紙や金属に変えなくてもデータで信用のやりとりができるのです。そうなると、お金を預ける先は銀行でなくても良くなります。データを預かってくれるところがあればいいのです。強固なセキュリティがあるなら、民間のクラウドサービスでも良くないですか?
お金じゃないけど、お金みたいに使える「ポイント」などは既にそういう状況ですよね。
預ける機能はもはや銀行でなくても良くなっているみたい。
②貸付と③清算は今のところ銀行の独占業務です。わが社ではできません。しかし、ここへきて例のGAFAの影が大きくなってきているとNEWS PICKSで知りました。来年あたりにApple Cardが上陸し、Amazonは銀行免許を狙っているらしい。
もうすぐ給料もスマホに入金する時代がやってくる気がしてなりません。
どう考えても、データに詳しい会社じゃないですか。日本の銀行より信頼性が高いかも知れない。②貸付と③清算も風前のともしびとなるのでしょうかね。
銀行はもうどこでもいいのでしょうか?
金融のプロとして顧客にどれだけ貢献できるか。当たり前のことですが、「お金を貸してやってるんだぞ」なんて銀行員がいたらアウトでしょうね。小さな商売でも成功させるノウハウを惜しみなく提供し続け、小さな商売が大きくなる時だけ銀行が利益をおすそ分けしてもらえる。金融を中心としたコンサルティング会社になるのです。大きな企業はその必要もないでしょうから、顧客は起業や情報弱者の零細企業になるでしょう。しかし、だからこそ成長の可能性も髙いのです。伸びしろですね。そのくらいの覚悟が必要です。それ以外はGAFAに飲み込まれそうです。
こんなことを、小一時間も話されちゃったら、正直地獄ですよね。ボクが恐れられている理由がお分かりになったと思います。
それでは、また明日。