ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

LIFE SPAN<老いなき世界>第1章・第2章 書評

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新しい老眼鏡はまだ出来ていない。だからこの本を読むのにはけっこう根気がいる。さらに専門用語だらけだ。つい、斜め読みになり正確な読解に自信はない。是非、この本を自分で購入してもらい、ボクの過ちを指摘して頂きたい。言わばブログ上の読書会です。

著者はデビッド・A・シンクレア David A.Sinclair PhD 世界的に有名な科学者、起業家だそうです。ハーバード大学医学大学院で遺伝子学の教授を務めていて多くの研究実績がある高名な先生です。老化は防げるなどと突拍子もない話なのでまゆに唾を付けそうになりましたが、現時点では最先端の科学的根拠はありそうです。

第1章

最初に語られるのは、約40億年前の地球にやっと生命が生まれようとしているところ。原始のリボ核酸RNA)は脂肪の膜を覆い、やがて内側に短く細い糸のような核酸(遺伝子)を持つようになる物語です。<良くそんな昔のことをみてきた事のように伝えることが出来るなと感心します>この遺伝子には2つのタイプがあり、それは生殖活動を停止させる遺伝子Aとその遺伝子Aの働きを抑えようとする遺伝子Bだと書いてあります。この記述が第1章のツボになります。この2つの遺伝子間の仕組みが老化を防ぐサバイバル回路になるのだそうです。あとは老化の機序や色々な老化の要因を記述しているようです。

第2章

老化の理論が延々と語られます。ボクは第2章を読むのに2日間を費やしました。内容をグッと凝縮する文章が99ページに書かれています。

「若さ → DNAの損傷 → ゲノムの不安定化 → DNAの巻きつきと遺伝子調節(つまりエピゲノム)の混乱 → 細胞のアイデンティティの喪失 → 細胞の老化 → 病気 → 死 」

中でもエピゲノムは元々不安定で老化の鍵を握っているようです。

 

第3章では老化は一つの病気だという、これまたびっくりポンの話なのですが、それは次の機会に。

新世界

なぜか個人口座の残高が上昇傾向です。別に努力して節約しているわけではありません。収入が増えたわけでもありません。むしろ減らしています。なのに残高照会すると「?」と思うくらいお金がある。きっとコロナ前と比べて消費行動が減ったためだ。人混みの中に入ろうと思わない。飲み会に行こうと思わない。ボクは自然派で下戸だから、逆に快適だ。読書したりひとりゴルフをしたりDVDを鑑賞したりして穏やかに暮らしている。

もう、このままでも良くない?今までが消費しすぎていたのではと考え始めている。新型コロナ騒動はもうしばらく続くし、コロナウイルスが終息したとしても次の感染症に備えた人々の行動様式は明らかに変化していくだろう。居酒屋の和民が焼肉屋になってロボット店員さんが肉を運ぶらしい。大企業でもジョブ型雇用が一般的になる日も近い。ITやAIが前倒しで生活を変えようとしている。便利で快適な暮らしのために必死になって働いていく生き方が、エネルギーもお金も使わない生き方にシフトして行くのだろうか?結婚も出世も子育ても競争すら避けるライフスタイルが望まれているのだろうか?今のところボクの生活は刺激がなく安定している。

とはいえ、事業の方は大変な状況です。前年比90%というとても中途半端な減少で、各種給付金は対象外だし新規事業立ち上げにはリスクが高すぎます。今年は出来る限り経費を削ってやり過ごすしかないようです。とても後ろ向きな手段だと思われがちですが、もしかするとこれが新しいスタンダードになるかも知れません。無理して売り上げを伸ばさない。稼働率を100%に近づけるよりも、60%でも存続可能な体制を作る。そしてなるべく頑張らない。会社という資本主義のツールも見直しが必要だと思えてなりません。

 

LIFE SPAN <老いなき世界>が読めなくなったので老眼鏡を更新する

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久しぶりに紙の本を買ってみました。youtubeで中田くんが解説?していた本です。なんと人類は不老を手に入れる事ができると言う内容の本で、いささか信じ難いのですが取り敢えず読んでみようと思いました。価値があるなら家族や仲間にも読ませようと思い、いつもはKindleですが今回は紙の本にしました。

文字が小さい

思ったよりも字が小さすぎて老眼鏡をかけても見にくい。Kindleだったら調整が可能なので字の大きさの重要性を忘れていた。現物の本を開いてみて初めてその小ささに驚いた。そして読書にめげそうになった。

難しい

専門用語が当たり前のようにたくさん使われており、ある程度の生理学の基礎知識がないと意味が分からなくなるだろうと思います。まだ第一章を読んだだけですが、この辺りで挫折する人が多いと思います。ボクの場合も老眼鏡を買い替えない限り無理です。紙の本はページをめくる必要があるので焦点距離が不安定になりがちです。そんな細かなストレスと難しい用語がボクから読書を遠ざけます。

本が厚い

ハードカバーを除いても3cmもあります。ページ数は491ページ、用語解説と索引のページが98ページあります。まだ80ページしか読んでいませんがゲンナリです。もう勉強している気分になります。こんな本を楽しく読める人を尊敬します。

内容が信頼できるかどうかわからない

この手の本では当たり前のことですが、あくまでも仮説の話です。絶対の真実なんてまずあり得ません。今から長い時間を使って仮説を検証することになるのでしょう。この本では生命誕生の時点での遺伝子情報が老化の鍵を握っていると言う仮説です。気が遠くなりそうです。

小説ならストーリーの展開で引っ張って行ってくれるので高い集中力が必要ありませんが、これはダメです。今から眼鏡屋に行ってきます。

 

 

 

やりたい事を列挙してみる

60歳を過ぎると一生懸命働くことと、一生懸命遊ぶことは同じ意味を持つことになる。充実していればそれで良い。元気に動けるあと15年、何をするかと考えるよりもいかに行動に移せるかが重要です。中身を精査するのにあまり時間をかけても仕方がないのです。それで、やりたい事を列挙してみることにした。そしたらあまりにも少なすぎて落涙した。

①週一でゴルフに出かける

②放浪の旅に出る

③月に5万円の新しい収入源を得る

理由はボク自身でもわかりません。3つが実現すれば満足できるかな、と思うだけです。簡単なようで、3つともとんでもなく難しいと考えています。じっくりと課題を解決しながら実現に向けて一つずつ準備をする過程は、まさに仕事のようです。

週一でゴルフに出かける

1回あたり5~6千円×4週=2万円~2万4千円という経済的問題と社員および家族のコンセンサスの問題

放浪の旅に出る

放浪するのだから期間や手段が計画的であってはならない。ふらりと旅立つロマンが最も重要。国外になるとハードルはグンとあがる。

月に5万円の新たな収入を得る

いろいろ試していますが全く成果が出ていません。ブログとかでは諦めました。今、考えているのは介護研修の講師と高齢者向け賃貸住宅のあっせん業。やはり爺がネットで稼ぐのは大変です。現場で汗を流すのが良いかと考えていますが、週に1回とかが限度です。

もう遊びなのか仕事なのかそんなことはどうでも良くて、ただ老化していく身体と脳みそになんとかしてパッションを!エモーションを!チャレンジを注ぎ込みたいのです。

 

ひとりゴルフが楽しいのは何故か

コロナ禍のなかで、昨日もひとりゴルフに行ってきました。ひとりゴルフとはその名の通り一人ぼっちでラウンドする事です。友達とワイワイしながらラウンドするのももちろん楽しいですが、ひとりゴルフもなかなか楽しいものです。

気を遣わなくていい

ぼくは割と繊細さんなので、同伴プレイヤーに気を遣います。人がミスショットをしたら顔色をうかがいますし、自分がミスをしたら迷惑をかけている感覚になります。ティーグラウンドでモジモジしたらイケナイとかグリーンで他の人のラインを絶対に踏まないようにキョロキョロします。それでも、モジモジしたりラインを踏んだりすることが多く、緊張の連続です。ひとりゴルフは伸び伸びできます。鼻歌も歌い放題です。ティーグラウンドでもモジモジどころか何回も仕切り直しをします。自分の間合いで集中できます。

練習が出来る

あまりお勧めできませんが、ひとりゴルフの時は納得がいかないショットやパッティングをした時に、こっそり練習します。特に短いアプローチのミスや左足下がりでのトップとか、気持ち悪いプレーをやり直して気持ち良くすることができます。なにせ一人で廻ると時間的に十分すぎる余裕がありますので前後の組の状況を見ながら課題に取り組めます。

平常心の中でプレーできる

一人しかいないので、対話も自分自身と行います。慌てることもなければ気持ちが切れることもありません。自分のプレーに一喜一憂する事はありますが、素直に反省し課題にする事ができます。当然ですが緊張もしませんので力みからの失敗も少なく、気持ちよくクラブが振れます。

自然の大気を満喫できる

ゴルフ場自体は作られた自然ですが、コースを横切る風や木々にあたる陽光が生きている喜びを実感させてくれます。広い芝生を踏みしめながら深呼吸をします。この時、ストレスは間違いなくゼロになっています。こんな感覚をお手軽に手に入れることができるひとりゴルフはコストパフォーマンスもかなりのモノです。

スコアが悪くても気にしなくていい

ボクの場合、ひとりゴルフの時のスコアは記載しませんし、いい加減です。パー=良かった。ボギー=普通。ダブルボギー=すこし良くなかった。三段階評価です。こっそり打ち直しなんかもするので終わった後の印象は=おおむね良かったになります。それで良いと思っています。本当のスコアはやはり同伴者と共に緊張の中で一切ごまかし無しのスコアですので、ひとりゴルフのスコアはあまり意味がないと思っています。

月に2回ほどひとりゴルフを楽しんでいますが、とにかくゴルフが上手くなりたいだけです。スコアが安定して80代前半になると同伴者がいても緊張せずに楽しめるようになるのでしょうか?今のところ分かりません。ただ、これほど気持ちのいい体験をわずか数千円で享受できる状況をありがたく思っています。

ベーシックインカムが分断する未来

ベーシックインカムは超富裕層と庶民を徹底的に分断する可能性があるでしょう。よくSF映画の設定になっている世界観は、まさしく大多数が暮らすスラム街と超富裕層が暮らす巨大な壁で隔てられたユートピア、もしくは宇宙ステーションみたいな居住地。最近見た映画「イリジウムhttps://eiga.com/movie/58255/もそういった社会でした。どうしてそうなったかは描かれたいませんでしたが、ボクはベーシックインカムが原因を作ったからではないかと感じました。何も起きていない未来を心配しても仕方がないのですが(笑

 先日もブログに書きましたが、ベーシックインカム(以下BI)は全国民に生活できる最低限のお金を支給して社会保障にしてしまうという考えです。海外では社会実験が実施されているようですが、日本ではまだ何も始まっていません。なぜ、BIが格差を増幅させるのかというと、AIが人間から仕事を奪うからです。仕事がなくなった人々はBIのおかげで最低限の生活は出来ます。しかし、一旦奪われた仕事を取り戻すことは不可能にちかく、最低限の生活に甘んじる他なくなるのではないでしょうか。

一方、超富裕層はAIを利用する側です。遊んでいても冨が集まってくるのです。優秀なエンジニアを使ってますます裕福になります。さじ加減ひとつでBIをコントロールすれることも出来るでしょう。貧困層の暴徒から身を守るために分断の壁はひたすら高くなるのは仕方がない。もしかしたら超富裕層だけの国家を作ってそこで暮らすようになるかもしれません。

BIは平等なチャンスも与えられます。生活するためのお金を心配することなくビジネスを創造する事ができるからです。アイデアとプログラミングスキルだけで超富裕層の仲間入りすることも夢ではありません。まあ10万分の1くらいの確率ですが。

でも、よく考えてみるとこの時の超富裕層の暮らしは現在の超田舎の暮らしとそう違わないのではないかと思います。毎日パーティか毎日畑仕事かの違いではないでしょうか。結局、安定して生活を楽しめているかが一番重要なことだと思います。お金にばかり執着すれば、50年後にはスラム街で悲惨な末路を辿ることになりかねません。

何回も書きますが、わが国ではBIは始まっていませんw

物欲封じ

齢を取れば、だいたい物欲は小さくなります。人にもよりますが、費用対効果とか所有することに対するストレスとか割と客観的に見れるようになるからです。大きな自家用車とか高価な腕時計など自慢する相手がいないと馬鹿みたいです。なにより失敗の経験から学ぶことが多いのでしょう。なんとか物欲を封じる手立てを考えて、ボクは今それをコントロールできるようになりました。クルマを例に紹介します。

クルマは高価です。だから多くの人は安いファミリーカーを選択するのですが、それでは物欲のエネルギーを抑えることができません。潜在意識の奥深くで魅惑のドライブを夢見るのです。封じる方法は簡単で、手に入れてしまえばいいのです。ただボクら庶民にはちょっとだけ知識が必要になります。それはお金をかけずに手に入れるということです。中古車を購入するのです。大事なのは1~2年では価格が落ちない中古車を選ぶことです。300万円で購入して280万円で売却する。お金は20万円しかかかりません。あるんです。そういうクルマが。探してみましょう。

https://www.carsensor.net/

リクルートが運営するカーセンサーというサイトです。探すコツはクルマという機械の価値ではなくて付加価値に注目することです。ボクの場合ポルシェ・ボクスターというクルマを選びました。当時8年落ちで270万円で購入し、1年後に250万円で売却しました。1年間だけでしたがポルシェを満喫しました。所有する喜びもストレスもしっかり感じて、クルマへの物欲が消えていきました。今の愛車は10万円で購入した28年落ちのマツダ・ロードスターです。かなりの性能差がありますが、全く不満はありません。逆に満足度は今のほうが高めです。肩ひじ張らずにドライブが楽しめています。

付加価値は外車に多いと思います。BMWのMシリーズやアバルト595など価値が下がりにくいクルマを見つけやすいです。国産車だと日産GTRやトヨタランドクルーザーハイエース、ホンダs2000など、しっかり探せば結構あります。

そして思う存分楽しんで、価値が下がらないうちに売却すれば、クルマの本当の価値が見えてきます。そうやってボクは物欲を封じています。