ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

資本主義に抵抗してみた

 営利企業の経営者がバカなことを考えるものだとお笑いの諸兄、あなたは間違っていません。自分で自分の存在を否定するようなものです。

介護保険事業では、法人の区分けで、有限会社は営利企業と分類されます。当然ですね。

ボクとしては営利を目的で事業を行なっている意識はありません。公的な保険事業で自治体から委託された事業を、社会の利益のために真面目に運営しているに過ぎません。

しかし、一般的には営利事業です。自分のための利益を貪るために活動していると思われています。

介護保険事業は施設基準、人員基準、運営基準があります。それに今のところ、この業態は労働集約型です。だから、誰がやったって利益はそう大きく変わらないのです。

変わるとしたら、規模です。規模は大きくなるとスケールメリットが出てきますよね。規模は資本力に比例します。


2年前に自分の役員報酬を月5万円減らしました。それで、平均的なサラリーマンの月収よりも少なくなりました。子供が学校を卒業したからです。必要経費が下がったのだから報酬を減らすのはボクにとっては自然なことでした。一見すると、個人と法人の区別がついていない、悪くとると、零細ならではの公私混同経営ではないかとも思えます。報酬を減らしても不透明な運営が嫌だと思われるかもしれません。

持ち株を、希望する社員に有償譲渡しました。価格は評価額の10分の1です。それで、株保有者を執行役員に任命しました。以前から透明性を持って、バランスシートなどいつでも閲覧可能にしていましたが、きちんと読もうとする者はいませんでした。だから自分ごとにしてもらう事で経営に関心を持たせました。

執行役員には自分達の賞与を自分達で決めて良いようにしました。業績に応じて剰余利益と役員報酬のバランスを考えてもらいます。直近のボーナスでは従前の 2 倍になりましたが、ボクのボーナスはありませんでした(涙)

パート社員と面談し、手当等を上積みしました。土曜日の勤務は家庭との調整が大変なので土曜勤務手当を新設しました。そしたら執行役員の一人から、人件費率が高止まりして経営を圧迫するとクレームが出ました。


そもそも、労働集約型の会社組織は将来的に成り立たなくなると思っています。社畜と言う言葉があるように、確かに労働者は、資本家に時間を拘束されて労働を強いられます。正当な契約に基づいているのですが、社会が成熟して生きて行くのに困難がなくなると、労働の意味が希薄になるでしょう。働きたい時だけ働く、働きたいだけしか働かない、出来れば働かないで暮らしたい。世の流れとしては間違いなく、会社組織は減少するでしょう。ロボット頑張れ!

 

 

資本主義とは営利目的の個人的所有者によって商業や産業が制御されている、経済的・政治的システム。Wikipedia

 

抵抗してみましたが、時期尚早。ただ、ボクがジタバタするよりも、時代に流された方が効率的だと思いました。

 

なるようになるさ。

それでは、また明日。

新規事業について

ボクのセミリタイアは、経営している会社の報酬と業務を少しずつ減らし、新しい活動を増やすスタイルです。

個人的にブログを書くこともその一環ですし、会社の内部で新しい部署を作ることもセミリタイアにつながるように設計していきます。会社のトップはこういう所でやり易いですね。

でも、反対に社員の給料を保証しなければならないし、会社の借り入れ(借金)も若干あります。また、個人の住宅ローンもまだ800万円ほど残っています。

稼ぎ続けなければならない理由があるわけです。

 

さて、新規事業ですが、なかなか上手くいきません。

介護保険業界に限らず、世の中は深刻な人手不足です。この流れはさらに加速するでしょう。

全く人手が必要としない事業はボクには作ることはできませんが、少ない人数で安定的な利益が見込める事業を模索しています。

一つ目は、高齢者のコミュニティをつくる事業。生活協同組合の進化版を考えています。従来のものと違うところは、生活そのものの利便性ではなく、生活の質に焦点をあてるのです。例えば以前このブログでも紹介した花苗や園芸土を届けるプランターデリバリー。そこから広がるカルチャーを事業化するもの。

二つ目は、有料老人ホームに入所希望者を紹介する事業。仲介料をホーム側から頂く、いわば営業じぎょうです。

三つ目に、介護保険事業あるデイサービスの3店舗目の開設。。中でもボクが最も得意とするパーキンソン病及びシンドロームに特化したデイサービスを考えています。同じ疾患は当然ですが同じような症状が現れます。リハビリや生活指導にも共通した課題があります。これをみんな(ご利用者とスタッフ)で解決していくスタイルは効果的だと思いませんか?

 

簡単ではありません。市場調査を進めると困難さが際立ってきます。さらに執行役員たちと会議すると、できない理由が山ほど出てきます。

ただ、ボクはけっこう楽しんでいます。チャレンジできる環境に感謝です。

 

今日はスマホから投稿させて頂きました。

それでは、また明日。

国家は溶けていく


忌野清志郎 IMAGINE

イランとアメリカの緊張はどうにか緩和したと捉えていますが、どうでしょうか?まだ一時的なものだとする意見も多くあります。人は争わないと生きていけないのでしょうか?

強い成長欲はどうしても競争を生み、対立につながります。若い人ほどこれを嫌い、個人での安心と安定を望んでいるようです。

TVから最近の世界をのぞいていると、ボクらが育てられた価値観と明らかに違う考え方を目にします。

例えば、高い給料より休みの多い会社を好む。強力なリーダーシップよりマウンティングやハラスメントの無い職場が尊重される。全体の利益より個人の利益を重視する。

 

国家はいうなれば概念です。天皇も概念ですし、国民も概念です。たまたまそこに生まれたから、その国の国民になっただけです。国土は最も国家を象徴する実体ですが、紛争が始まれば急に不安定になる要素があります。

グローバルが進み、働く場所や生活する場所を自由に選択する人たちが増えています。そんな人たちにとって、国家とはなんでしょう?税金を納める行政機関でしょうか?自らを縛り、安全を確保する組織のことでしょうか?

多くの国では国家とは政府になっている気がしてなりません。政府が領土と民衆を守り支配するための器が国家だということです。

だから、領土と民衆を守ることができなければ、支配する事も出来なくなる。為政者が国民を守るのは自分のためでもあるわけですね。

 

国民と国家が持ちつ持たれつの関係だとしたら、互いに自分の利益だけを主張すれば関係は悪化します。

それでも、逃げようとしても逃げられなかった時代は国家は民衆を支配できました。

今は逃げられます。自由とはいきませんが政府の支配からは逃げることはできます。

逃げられないとしたら、それは個人の経済的理由でしょう。

イランの民衆に、北朝鮮の民衆に経済力があれば、彼らは国外に脱出する事は出来るはずです。プライベートジェットを持たなくてもね。

 

インターネットは全世界の民衆に経済力をもたらすでしょう。スマホだけで情報と資本を得るチャンスを手に入ることができます。

彼らはまだ気づいていないでしょうが、YouTubeはたった1000人の登録と4000時間の視聴時間で収益化できます。アラスカのエスキモーがアザラシを追うのではなくて、そこにしかない大自然YouTubeにアップしたら、収益化は難しいものではないでしょう。アフリカの生物のドキュメンタリーも視聴回数は莫大なはずです。

これから大人になる世界中の若者のエネルギーは、間違いなくこの経済力という課題をクリアしてくるでしょう。

ボクら、もう大人である者たちは、彼らのじゃまをしない。それが大事じゃないでしょうか?大人が自分以外の人のために謙虚に生きる。そうしないと世界はまた暗黒の時代に突入しそうです。

 

 

世界はもっとグローバル化します。そして国家は勝手に溶けていきます。もしそれを阻む者がいるとすると、それは為政者と力の衰えた老人です。力の衰えかけたボクには、とても良くわかります。

 

さっそく迷走しています。

それでは、また明日。

ブログを育てる

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昨日のエントリ「ブログを迷走させます」の続きになります。

SEOを取り入れます。と書きました。しかし、

キーワードプランナーが使えない。

無料で使えるとなっていてますが、何回やっても何回やってもスマートアシストキャンペーンに流され、広告を出稿しなければキーワードプランナーにたどり着けない。無理だった。

ボクはラオシャンロンをソロで討伐にいった時のことを思い出した。


ラオシャンロンが倒せない

 

SEOにはキーワードプランナーが必要不可欠と思っていること自体が間違いなのかもしれません。結局、普通の検索結果の数字で判断するしかないのか?

検索数が知りたいのに。

 

ITリテラシーというよりも、最近は記事の内容を理解できないことが多い。とくに、外国語を翻訳したような言い回しは頭に入ってこない。

これは、悲しいけれど個人的な別の問題かもしれません。ヒント:認知症

 

ブログの内容を見なおそうとしています

イデアその1 わずかな実績でみれば、ニーズがありそうなのは健康ジャンルとお金ジャンルです。お金はボクが最も苦手とする分野(笑)

そしてGoogleで「定年 健康」で検索すると健康保険のことが上位にでます。

なんか苦しいですね。明日が見えません。

もうセミリタイアの看板をおろし、「定年後のお金と健康」というタイトルにするか?

 

イデアその2 新規事業の開発をしているので、その進捗状況を書き続けるのはどうだろうか?そもそも、そんな知らないおっさんの知らない仕事なんて興味がないだろうな?

 

イデアその3 理学療法界隈の学術的な内容を、一般人向けに短くわかり易く説明する

自分の事や自分の意見を書くのは止めて、単純に世の中の「検索したいニーズ」に合わせることが重要なのか?面白いのか、それ?

しかし、今後の新規事業にも導線を引けるかもしれないという「とらたぬ」にまだ支配されている。

 

イデアその4 もういっその事、新規事業のサイトを立ち上げちゃうか?

だったらはてなブログではないよね。

 

今後、パソコンによる閲覧は増えそうにありません。そうなるとスマホに最適化したサイトが有利と思える。

文字数を少な目にして動画も挿入するとなると、「健康」ジャンルの中に「ウォーキング動画」と「ゴルフ動画」を入れるのはどうだろう。ゴルフプレイ中の撮影はハードルが高いですが、可能性を感じます。

 もう、訳がわからんから、全部やろか!

あと、被リンクを増やすというのが良いらしいが、さっぱり方法が分からない。

とにかくまずはPVが増える方法を考えなければ。

 

 

それでは、また明日。

ブログ、迷走させます。

ブログを始めて77日、毎日更新は63日になります。PVは伸びません。

とにかく毎日更新したら、少しづつでも伸びていくだろうと考えていました。ボクなりに真面目に書いてきたつもりですが、甘かったようです。

 

ブログの目的は月5万円ほどの収益。

ターゲットはリタイアおよびセミリタイアを意識している50歳~75歳。

内容は、健康を中心にしたセミリタイア生活に役立つ情報とボクの所感。

目標達成まで5年間。

 

お恥ずかしいですが、これがボクの計画でした。いろいろと恥ずかしいですね。

すこし、分析しようと思います。

まずは目的。個人ブログで月5万円は結構ハードルが高い事が判明。かなりのPVがある人でもギリギリ5万円くらいしか稼いでいないようです。誰かのブログで月3万PVあれば5万円稼げると書いていたのを鵜呑みにしていました。

次にターゲット。きちんと調べていませんが、ターゲットボリュームが小さそうです。これから増えると踏んでいたのですが、パソコンの出荷台数の推移をみると、今後も増えそうにありません。スマホによる閲覧は増えるでしょうが、文字が多いブログは敬遠されるのではないかと思っています。

内容。これについては単に実力不足なのでしょう。閲覧者が知りたい情報を提供できていないことが最大の要因と思います。リサーチとか全く行わずにブログを書いていますので、当然なのかもしれません。

計画期間は問題ないと思います。

 

ここまでで、読んでくれた人は、これはブログ終了フラグかなと思うのではないでしょうか?いいえ、そんなに早く結論を出しません。6ヶ月は毎日更新を続けます。

フリーランサーとして自立した娘からは‘5年続けるって言ったじゃん‘と切れられました。父親として不甲斐ないチャレンジは出来ません。なんとか目標に向けて進みます。

 

とは言っても、このままではPVは増えないと思います。変更すべきは変更しないといけないのですが、どのように変更すればいいのかわかりません。  

思い切って、やみくもに変更してみます(笑)

 

内容は、SEOを取り入れてみます。現在、Googleからの流入は2%以下だと思います。勉強するのは後に為になるのではないかと思いますので、ガッツリではありません。

スタイル、デザインはちゃんと考えて変更します。以前、ホームページビルダーを使っていた時は、スタイルシートというツールがあってインデントなどが設定できたのですが、はてなブログでは設定の方法がわかりません。でも時間をかけて何とか探っていきます。

今後、スマホでの閲覧が増える?となると、文字数は少な目、オリジナル画像多め、動画も視野に入れた構成にしようと考えています。

 

わけも分からないままに進めていきますので、特に内容について、時にイタいものになる可能性が高いです。どうか慈悲深い対応を宜しくお願いします。

 

 

それでは、また明日。

少年が小舟に乗ってやってきた。 ショートショート(小説)

トニーは焦っていた。

大企業から巨額の投資を受けて開発したタイムマシン。もうすぐ完成のはずなのだが、いくらお金を出してもテストパイロットが見つからない。

投資元の役員から連絡が入る。

西暦2080年、もう電話は存在しない。脳内に送受信機がインプラントされている。

一方的に脳内で役員のメッセージが響き渡る。地獄のようだ。

こうなったら自分で乗り込むしかない。トニーは覚悟を決めた。

流れ着く

まだ、実験段階のマシンに自分自身をセットして、1年前の過去にむけてボタンを押した。

その途端、全身が引き裂かれるような痛みと頭の中で何かが爆発しかのように、真っ白と真っ黒がすごい速さで繰り返された。一瞬の出来事だった。

目が覚めると海の上だった。マシンはなんとか海に浮いている。

何処なんだ。

そう考えながらも、自分が浮いている海の水の美しさに違和感を覚えていた。心の中に大きなどす黒い不安が広がっていた。美しい景色とは対照的だった。

視界の奥に小さな島が見えた。

とにかく島にあがろう。トニーは必死でマシンを押して泳いだ。

離れ小島

何もない。いや、自分が知っている自然とは比べようがないほど美しい自然があった。

しかし、それ以外は何もない。人もいない。

連絡をしなければ。

2080年では連絡手段は脳波通信だ。

おでこにインプラントされている装置は壊れていない様子だ。

トニーは何度も連絡作業を試みたが、反応は無かった。脳波通信をあれほど嫌がっていたのだが、全く機能しないとものすごく不安だ。

実験は失敗したのか?だとしたら此処はどこなのか?いつなのか?不安で何も手が付けられない。

夜が来て、急に空腹を覚えた。生きて行かねばならない。

トニーは現実を自覚した。

生活力が皆無

まず、トニーは全裸だった。マシンに自らをセットする時、衣服はすべて脱いでいた。トラブルのリスクを減らすと考えられたからだ。

食べ物もなかった。島には植物が自生していたので、木の葉をそのままかじってみたが、とても食べられるものではなかった。火を起こすことも釣りをすることもできない。

トニーは科学者としては天才だったが、飲料水を作る方法も知らない、生活力がゼロの人間だった。

人に助けてもらうしかない

海岸で途方に暮れていると、遠くに明かりがあることに気付いた。

人がいる。

トニーは急いで小舟を作った。マシンから高性能バッテリーを取りだし、渡航手段を作った。

原住民は小さくて弱い。

本土に渡ると衝撃の光景があった。身長が130cmほどの小さい人間が自分を見て大騒ぎしている。ほとんどが痩せていてみすぼらしい。魚を取って生活しているようだ。

船の櫓を持って攻撃してきた。こちらは助けてほしいだけなのに、言葉が通じない。脳波通信が役に立たない。大声で怒鳴られている。

トニーも大きな声を出してみた。最近は歌を歌う時くらいしか声を出したことがなかった。

ぅおおおぉー 思うより大きな声が出た。

怖がらせると物資が手に入る

原住民は、ひどく狼狽した。そして怯えた。大きな声と190cm高い身長、それに手には太い棒状の高性能バッテリーを持っている。原住民は、どう見ても勝ち目がないと判断したのだろう。櫓を投げ捨て逃げていった。

掘っ立て小屋のような彼らの住居に入ると、魚を天日干しした保存食が手に入った。

悪いと思ったが、背に腹は代えられない。飲料水と食料を持ち帰ることにした。

原住民は、遠巻きに怯えているだけだ。

島の生活

どうにか生活の目途が立ったのだが、とても我慢できる状況ではない。それまでの生活レベルと違いすぎる。

2080年に戻りたい。しかし、現実はぐちゃぐちゃに壊れたタイムマシンがあるだけで、戻ることは不可能だろう。使えるものは高性能の黒い棒型バッテリーだけだ。

食料が尽きるとまた向かいの漁村に行って、必要なものを調達した。

そして夜になると、トニーはバッテリーを抱えたまま泣いた。大きな声で泣いて過ごした。

少年がやってくる

ある日、本土の方からこちらにやってくる小舟を見つけた。

これまでの強奪を考えると、当然ながら秩序の安定のために派遣されたのだろう。

逮捕されるのだろうか?

しかし、手漕ぎ船だから、ユーモラスに感じるほどの速度でゆっくり近づいてくる。それに船に乗っているのは少年だ。飼い犬も乗っている。

トニーは、海岸で少年が島に着くのを待ちわびていた。

助けを求めていたのはトニーの方だった。

争いは起こらなかった。

トニーは離れ小島の生活に疲弊していた。それに少年が連れてきた飼い犬は獰猛で、もし、噛まれたりすると、医療がない現状では死をも覚悟しなければならない。

なにより、謝りたかった。そして助けてほしかった。

少年は自分の境遇を分かってくれる気がした。そんな澄んだ目をしていた。

知識をもとに村の発展に寄与する

頭を砂浜に押し当てて謝った。

少年は思った通り聡明で、トニーと丁寧にコミュニケーションを取ってくれた。

ただ、少年は、トニーのあまりに異常な身体形状、特におでこの両脇にある突起、脳波通信のアンテナを理由に、村で生活させることはできないと説明した。

だけど、生活に必要な物資を提供する事を約束してくれた。

トニーも自分が知っている科学的な知識を惜しみなく少年に伝え、それは村の発展に大いに寄与した。

ただ一つうまく行かなかったことがある。少年はトニーという発音を上手にできなかった。彼はいつもオニーと呼んでいた。

 

トニーがいつ亡くなったかはわからない。そしていつしか伝説になった。

 

怒りっぽいおじさんの問題

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ボクが営むデイサービスのご利用者は120人ほどいらっしゃいます。119人とはとても良い人間関係を保っていますが、一人だけむやみに怒る人がいます。ボクが介護保険のサービス事業者(要するに社長)というだけで、威嚇や罵詈雑言など意味もなく攻撃されています。

 人は齢を取るにつれ、心理的傾向が変化していきます。心の問題です。でもそれは身体に起因したり、取り巻く環境にも大きく影響を受けているでしょう。心と身体と社会は密接に関与し合っているのですから。

 身体的(器質的)に言えば、新皮質と呼ばれる大脳皮質は本能などをつかさどる旧皮質を抑制するように機能していると考えています。怒りっぽくなったおじさん(おじいさん)は大脳皮質の障害により、抑制が効かなくなった状態にあるのではないでしょうか。

 心理学的には「防衛規制」という言葉で説明されることがあります。

防衛機能とは・・・受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的カニズムである[1]。欲求不満などによって社会に適応が出来ない状態に陥った時に行われる自我の再適応メカニズムを指す。出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 社会的な側面をみれば、家庭生活では親や配偶者との死別、子供の独立など、大きな変化を受け入れなければなりません。また、会社を退職して、それまでの役割から引き離されます。無力感を感じないほうが珍しいのかもしれません。

それが、上で引用した防衛機制でねじ曲がり、人を攻撃する形として表れているのでしょう。ちなみに、ボクはその方となるべく接触しないようにしています。関係の改善なんて考えていると、ストレスでボクの心がねじ曲がるかもしれないからです。そっと距離を取るのが正解です。

 

 人類は下等な生物だと思います。戦争で人殺しするし、地球環境も満足に管理できないのですから。

霊長類とか威張っているけど、同じ種族同士殺しあう生き物が優れているとはどうしても思えません。知能は低くても高い次元で地球と共存している生き物はたくさんいます。ホモサピエンスは中途半端に頭が良いから、狡いことをつい考えるんでしょうね。

 自分自身を、自意識過剰なだけで下等な生物だと考えれば、物事が自分に都合よくできなくても当然だと思えるのではないでしょうか。あなたも私も、たまたまお猿が進化して生きているにすぎません。エラそうなことを言ってないで、種の保存という役目を終えた人たちは、なるべく邪魔にならないように生きて行ってもいいんじゃないの?と思います。

 

今日は毒舌が過ぎました。すみません。

それでは、また明日。