定年後の資本論・・・その5、社会資本
資本を大まかに次の6種類に分けることにします
1、金融資本 2、不動産 3、知的資本 4、人的資本 5、社会資本 6、自然資本
社会資本
これまでの4つの資本は個人の資本を指してきましたが、5と6は社会との共有資本になります
貧しくなる日本では社会資本も税金だけでは維持することが難しくなるでしょう
道路や公園や水道などのインフラと呼ばれる設備は社会と自分たちで共有している財産だという考えを持たなければならない未来がもうすぐそこです
もちろん負の財産にもなり得ます
より多くの税金が必要になったり労働力やボランティアとういう形で維持を図ったり、費用対効果の観点から損切り的に閉鎖もあるのではないでしょうか
自分たちは受益者として、ただ与えられる利用者という立場ではなくなると思います
日本人は、何時の頃から共有という考えが苦手な人種になりました
子供は社会全体で育て、公園はご近所が守る
少し前までは普通にできていた「共有」が、個人の権利や思想のためにほぼなくなりました
それだけ余裕がなくなっているのでしょう
資本として価値を増幅させるためには選択と集中が必要になるでしょう
具体的な例としてコンパクトシティが挙げられます
中核都市では社会資本を充実させ、過疎地は自助で維持する
当然、定年後の社会資本は居住地が重要であることは間違いありません