定年後の資本論・・・その3、知的資本
資本を大まかに次の6種類に分けることにします
1、金融資本 2、不動産 3、知的資本 4、人的資本 5、社会資本 6、自然資本
知的資本
現役時代では1と2は重要な資本でしたが、定年後ではあまり大きな価値はないと書いてきました
精神的な余裕に貢献する程度だと
しかし、知的資本は60~65歳で高いレベルのまで達していて、これからも努力次第でさらに高められる可能性があります
職業を通して得られた専門知識、経験、想像力、問題解決能力など
これらは財産であり、新しく利益を作り出す資本でもあるでしょう
活用することを考えなければなりません
もちろん求める利益は金融資産や不動産ではなく、さらなる知的資本、人的資本、社会資本、自然資本に向かわせるべきです
営業職や教師だった人は、人前で話をする能力が非常に優れているという事実を、本人たちはあまり自覚していません
公民館などで行なわれているサロンの講師など無給でも、得られる人的資本には価値があります 地域の社会資本にもなります
長年の研究や趣味の知識をアウトプットしたり、子育ての知識を若いお母さんに伝えたり、共に学び合ったりする活動は定年後の生活を豊かにします
知的資本を社会に投資して、それが自分の豊かさとして再分配される形ができるわけです