ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

ボランティアを考える

先日、町内自治会の日帰りバス旅行に行ってきました。潜伏キリシタンの里とお豆腐作りの体験がメインの旅行でした。

潜伏キリシタンの里には、高齢のボランティアガイドさんがいらっしゃいました。すごくお勉強されていて知識量は膨大で感心しました。しかし、もちろんプロではないので、ガイド内容はお世辞にもお上手とは言えませんでした。僕はそれでも十分楽しめたし、勉強にもなりましたが、同行の自治会会員にとってはとても不満があったようです。

 

ボランティアでサービスを提供する場合、その質の担保はどの様に取り扱うか?難しい問題だと思います。サービスを受ける側から見ると、ある程度のレベルを要求してしまうのも仕方ない気がします。しかし、ボランティアを行う側では、自分のできる範囲で手伝っている感覚なのでしょう。両者の間には少なからず意識の乖離があるのです。

 

現在、地域包括ケアという取り組みが、日本全国で積極的に行われています。超高齢化社会を地域の力で乗り越えていこうというものです。具体的には、地域のボランティア人材をを発掘し、その方達が中心になって、地域の課題を解決していこうというものです。多くの自治体はその実現に大変な苦労をしているのが現状です。

 

僕も微力ではありますが貢献したいと思っていますが、時間的な制約などでお役に立っているとはいえません。それぞれ、個人の課題もあり生活の全てをボランティアに費やす事ができる人材は正直少ないのではないでしょうか?さらに、僕みたいに課題解決のための能力が些か不足している場合もあるでしょう。質の確保の線引きはどのように行うのか?誰がリーダーシップを取るのか?

 

ボランティアの運用は想像以上にむずかしい事が、ハッキリわかります。