ワクチン狂想曲

友人のかかりつけ医院で、感染クラスターが発生した。

それによって、友人もPCR検査を余儀なくされたそうだ。

LINEでやり取りをしていたら、とんでもないことが分かった。

なんと、かかりつけ医院の院長は、「コロナは通常の発熱患者と同様に扱えば問題ない」と患者や看護師等に指導していたそうだ。

医師単独で２類→５類を実践していたのだ。

さらに、「ワクチンもマスクも必要ない」と主張し、自分だけでなく看護師さんまでワクチン未接種、マスク不着用だったそうだ。きっと、看護師さんの中には、せめてマスクだけでも着けたいと思っている人もいただろう。残念ながら、もれなく陽性となった。

友人は、そのとんでもない主治医の忠告を聞かず、ワクチン接種を強行していたので、難を逃れた。PCRは陰性だった。そりゃそうだ。

ワクチンを２回接種した後の感染を、ブレイクスルー感染と呼ぶのだそうだが、なんだか語感がカッコいい。感染予防効果は従来型ウイルス95％、デルタ株で60～80％という数字が一般的。重症化予防効果はデルタ株でも90％近い。どう考えてもワクチンは有効なのに、この医者はワクチンを否定した。個人の主義主張は自由でいいと思っている。しかし公衆衛生を担う人間が、非論理的で個人的な主張で、地域社会を混乱させた罪は大きいと言わざるを得ない。

友人によると、保健所からの連絡の前に、主治医から電話があったそうだ。

「保健所からPCR検査の連絡があると思います。ご迷惑を掛けます。私どもの医院はもう存続できないかも知れません」

すこしは可哀想だと思う。だけど、医療従事者がワクチンを打たなければ、どのような事が起こるのだろう？という想像力が圧倒的に足らなかった。ブレイクスルー感染によって、症状が皆無であるがウイルスの保有者がドンドン増えていくのだ。ワクチン未接種者が感染する可能性は飛躍的に膨らんでいく。

ところで、感染してもまったく症状が出ない人は、ウイルス感染症と呼べるのであろうか？体内でウイルスを抹殺できる人です。

追記

わが社でも若い女性には副反応が強く出て、本人も辛いし勤務表もグチャグチャになっています。みんなで乗り越えなくてはいけません。