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介護離職と介護職の離職という言葉は似て非なる物です。

介護離職と介護職の離職という言葉は似て非なる物です。

 

介護離職とは親などの介護によって現在働いている仕事をあきらめ、退職することです

一方介護職の離職は文字通り介護の仕事をしている人がその仕事を辞めることです。

 

 

この二つの事柄はそれぞれに大きな問題を抱えています。

 

どのくらい大きな問題かというと、日本の将来に影響を及ぼすほどの大きさです。

 

まず、介護離職の問題ですが、これは日本全体の生産性に関与します。

 

ただでさえ人材不足が深刻な中、働き盛りの40~50代がそのキャリアを一度手放すことが企業業績に大きなマイナス要素になるという事は簡単に想像できます。

 

日本の生産人口がさらに減少すると、ますます国力を低下させていくことにつながるでしょう。

 

そして現在の日本では一度キャリアを手放すと再びおなじような職につける可能性はものすごく小さいと言えます。

 

表現するのがとても難しくデリケートな言葉になりますが、「介護が終わったあと」も生活は続くし働く場も必要になります。

 

現在の公的介護保険ではこのような介護離職後の再就職への支援はありません。

 

介護保険はサービスの現物支給になっています。金銭的に苦労される人を多く見ています。

 

 

二つ目の問題が介護職の離職もまた大きな問題になっています。

 

10数年前までは介護の仕事の募集をかけると多くの方が職を求めにいらっしゃいました。

 

いまはハローワークに募集をかけても応募がほとんどありません。

 

有料の求人誌を使ってやっと人員を確保できているといったところです。

 

まだ、確保できているところは良いほうです。

 

何百人も入所待ちが出る特別養護老人ホームでも必要な人員を確保する事ができず、施設の半分ほどを空き部屋のままにしているという話も珍しくありません。

 

いつからか介護職のイメージが悪くなり介護職を希望する人が減ってきたのです。

 

確かに大変な仕事だと思います。しかし世間から思われているほどつらい仕事ではありません。

 

 

2025年には介護士が38万人も不足するとの試算もあります。そうなると介護サービスは需要に追い付かなくなり、介護を必要としても受ける事ができず在宅(自宅)で看るしかなくなるでしょう。

 

先に述べた「介護離職」につながります。

 

そうして負のスパイラルループはドンドン日本を蝕むことになるかもしれません。

 

 

最後にどうすればこのループから抜け出せるか?現実的なアイデアを考えてみました。

 

まずは介護士の給料を上げる事です。介護サービスが充分に存在しないと働ける人が安心して働けません。

 

もう一つが企業での働き方を変えていくこと。会社に属さなければ収入を得る事が難しい現状を変え、仮に離職しても個人で仕事ができるような仕組みや起業しやすい仕組みを作る事だと思います。