ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

趣味に生きるって簡単じゃない。

60才を過ぎたら、今まで少しずつしか出来なかった趣味に時間をかけようと思います。僕の趣味はゴルフ・車・サッカー観戦です。10年前まではそれにバイクと魚釣りが加わっていました。どちらかと言うと多趣味の方だと思っています。

趣味というのは、ちょっとやりこんでしまったら道楽ともなる厄介な遊びです。その境界も甚だあいまいですが・・・。

僕の場合は、やっと自分で食い扶持を確保できるようになってすぐに、魚釣りに没頭しました。世の中のちゃんとした人が必死で自らのキャリアアップに挑んでいる中、僕は毎週のように朝早くから海に出かけて、夕方へとへとになって家に帰るのが常でした。会社を立ち上げる3年ぐらいは、さすがにそれに集中していましたが、それも何とかなるなと思った瞬間、もう心は大海原を目指していました。これはもう道楽に近いですね。会社を大きくできなかった原因は僕の能力もありますが、この趣味が影響していると人生の言い訳にしています。

 

ただ、55才くらいになると、体力的に荒磯に出かけるのが怖くなって、魚釣りは趣味から外れました。今度行くとなったら、それは趣味ではなくてイベントです。同じような理由でバイクも乗っていません。車重が200kgを超してしまう鉄の塊を自在に操る自信が持てなくなったのです。性格的に無理をしたくない性分で、この二つの趣味は意外とあっさり手放すことができました。

 

車という趣味でも道楽になりかけました。スーパーカーブームが中学生の頃で、とりわけ日産フェアレディZトヨタ2000GTの造形美に魅了されていました。ただの憧れで自分が所有したいとは思っていませんでした。しかし、インターネットのおかげで、全国の中古車の相場が瞬時に検索できるようになり、なんとなく眺めているうちに中古車なら買えるじゃんってなりました。ダメですね。そう思うともう、手に入れる作戦を立ててしまいます。頭の中の事ですから止めようがありません。結局8年落ちのポルシェ ボクスターというオープンカーを270万円で手にしてしまいます。しかしこれは会社の社員にとても不評で、適当な理由をつけて1年後に売ってしまいました。外車なのがいけなかったとトンチンカンな解釈をした僕は、今度は国産のスポーツカーを370万円で購入しました。バカですね。ほんとうにバカなので、反感を買ったのは価格だと思い、今は10万円で購入した23年落ちのユーノスロードスターに乗っています。バカはなかなか治りません。

 

ゴルフは下手なので月に1回程度しか行かなくて、サッカーは時間かある時、ホーム戦だけの観戦なので、これで人生を壊すことはないでしょう。つまらない奴だと思いますが、これから、60才を過ぎてから、時間はかけてもお金をかけるわけにはいきません。道楽にならない程度に楽しむ方法を考えなければならないでしょう。

 

これも性分なのか、何事もある程度ハマらなくては楽しめません。十分な蓄えがあればお金の心配をしなくていいのでしょうが、貯金はほぼありません。よって、楽しめる趣味を持つためには時間を有効に使うしかないようです。1本10万円もするゴルフ道具は諦めて、安い道具でもスコアが出せるようにひたすら練習するだけです。それもまた俯瞰するとたのしいセミリタイア生活なのかなと思います。

 

それから、75才くらいまで、何かしら稼ぐスキルは身に付けたいですね。うまいこといったら、ゴルフの回数を月一から週一にならないかな?

 

おもしろく生きよう!