AIと医療
Chat GTPが登場して、改めてAIの恐ろしさを痛感しています
置き換えられることはないだろうと思われていた医療もリハビリもAIが変えていくことになりそうです
Chat GTPを使った人はわかると思いますが、インターネットに置かれている世界中の文献や論文を拾ってきて文章を作るのです
もうすぐ計算式も作ってくれます
画像も解析してくれます。なんならオリジナルな絵画も描けます
そうなったらCT画像やMRI画像の解析はお手の物です
人間(医者)では見つけることが出来ない僅かな兆候まで高い精度で発見することでしょう
さらに最適な治療計画や薬の処方まで提案してくれて、手術用ロボットのダビンチと連携するようになるのは必然です
医師はただ、実行して良いかのエンターキーを打ち続けるだけの仕事になります
そしてその方が治療成績も爆上がりとなるのですから従うしかありません
ボクの専門分野であるリハビリテーションも間違いなくAIに蹂躙されるでしょう
今日、AIとICTを使った新しいデイサービスの内覧会に行ってきました
ボクを3年で追い越し10年で天と地ほどの差をつけた後輩君の事業です
内容は思っていた通りです。AIがデイサービスを変えようとしています
リハビリを実施して、状態が維持できた人と改善した人のデータ(どんなリハビリをどのくらい実施したのか)を積み上げます
同じような疾患で同じような身体状況の人は過去の上手くいったデータを元にリハビリ計画を策定すれば、同じような維持・改善の結果を出せるはず
要するに経験も技術も乏しい新卒の療法士でもベテランと同じくらいの成果が出せる
利用する側にはうれしい進化ですよね
療法士としては複雑です
一定の成績は出せるでしょうが、飛び抜けた成果は出せない
だってAI様が指示を出すんですもの
人間が出来ることはプライスレスの笑顔と接客技術、モチベーションを引き上げるトーク術などです
そうです。理学療法士でなくても良いのです
必要なのは人間としての魅力、性格の良さ、コミュニケーション能力です
あとはAIが教えてくれるのですから