セミリタイア 相棒
新たな相棒が加わった。
以前から何度も書いている「小さなバイク」クロスカブが納車された。
金曜日に自宅に乗って帰り、土曜日は朝はやくから起き出して、島原半島を一周した。
130kmを3時間ほどかけて走ってきた。
翌日の日曜日は朝から雨が降っていたが、どうにもソワソワが止まらず、雨上りの午後をハンターカブと過ごした。標高1000mの五家原岳アタックだ。
小さい時から乗り物が好きで、特にバイクは擬人化して接するほど思い入れがある。
まさにバイクはボクの相棒である。
走りながら常に会話する。
「きれいな景色だな」
「思ったよりも寒いな」
「そろそろ休憩を入れようか?」
ちゃんと返事がある。
他人には聞こえないだろうが、ボクだけには聞こえている。
「もう少し走ろう!」
バイクはもっと走りたがっている。
「よぉし、海が見える丘の上まで行くか!」
アクセルをひねると、バイクはボクの背中を押す。
「行こうぜ、相棒!」