ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

自分だけでなくどんな人も自由に生き抜ける社会

「どのような選択をしても、人間としての尊厳をもって生きていかれる社会が必要です。自由を生き抜くとは、自分自身の自由を大切にするだけでなく、どんな人も自由を生き抜ける社会を作ることなのです」ーー。

2020年度末で法政大学の総長を退任する田中優子氏が、学位授与式で述べた告辞です。

本文を読むと、男女差や性差別をベースにしたお話でした。

ボクは自分の老後の在り方について大切な示唆をいただいたと感謝しています。

自分の自由だけでなく、どんな人も自由に生き抜ける社会を創るための努力を続けなければならないと思います。

ただ一つ、お話の中に抜け落ちていたのは、自由に生きるためにはリスクを負わなければいけないこと。社会はすべてを与えてくれるものではないということです。

誰もが裕福な暮らしを願いますが、すべての人ができることではありません。

自由と豊かさはまったくちがう事柄です。

それに言葉の定義だって人によって、生まれた国によってずいぶん違うのではないでしょうか?

自由に生き抜くためには自由を阻害するものと戦うことが必要です。

阻害するものとは、社会であったり、他人であったり、もしかして自分自身であるかもしれません。

戦いの中で自分や他人や社会が傷つくことはあるでしょう。

それは当然のことだと思います。

他から与えられた自由は簡単に他から奪われるのです。

 

誰もが自分で選択し、選択したことに責任を取ることが自由な社会だと思います。