セミリタイアへの道~後継者が絞られる
懸案だった後継者問題が前に進んだ。
臨時の経営ミーティング(3人)が終わった流れの雑談の中で、またしてもカマをかけた。
「あと3年、責任を引き受ける覚悟は決まったかな?」
候補のうちのひとりが消極的に発言した。
「新たな候補を考えてもいいのではないか?」
これで、ボクの心は決まった。
経営は覚悟なしでは務まらない。
リスクを取るのは必然なのだ。
間髪をいれずにもう一人の候補者に聞いた。
「覚悟はある?」
「やったことがないので自信はありませんが、やりたいです」
「宜しくお願いします」
ボクは静かに言った。
数日がたったあと、当たり前だけど二人のモチベーションに大きな差が出た。
これからしばらくは、現事象をゆっくり消化する時間となるだろう。
ボクの気分としては、とてもスッキリしている。