売上は会社の命です
もうすぐお正月がやってきます。人の行き来が活発になります。GoToもやっているのでコロナへの警戒感は薄れ、このままでは感染爆発も予想されます。ボクが経営しているのは介護保険サービス事業です。しっかりした対策が必要です。
社長候補の二人に対策を立案するようにお願いしました。感染者が出ないように赤字も出ないように。二律背反です。もちろん未来のことは誰にも分かりませんから、どんな計画を立てても感染者が出たり赤字になったりする可能性はあります。それでもこの命題に立ち向かわなくてはなりません。
サービスの前提は安全です。提供側は安全を確認しなければサービスを提供できません。しかし、そもそも100%の安全なんて存在しません。どんな堅いサービスでも100%は無理です。そして100%に満たない部分は利用者がそのリスクを負うのです。負いたくなければそのサービスを受けられないのです。例えば食堂でお腹を壊しても食中毒は1人だけだと保健所も集団食中毒と判断してくれません。個人差がありますからね。病院で手術を受けるのにも同意書を書かされます。100%安全な手術は存在しないのだからある程度は患者がリスクを負わなければ、医者も怖くて手術自体ができなくなるでしょう。話がそれましたが、デイサービスもある程度はリスクテイクして利用してもらっています。可能な感染予防策はしっかり採った上で、サービスを実施するのが正義だと考えています。
もう一つの課題が赤字を避ける。会社の土台が売上です。売上がない会社は健全な会社とは言えません。理想や理念は売上があってはじめて追いかけることができます。しかし売上という概念から遠くにいる人たちは、稼ぐことを卑しい行為と思っているようです。特に公務員の方々とか。警察主催の交通安全講話で警察OBの方が「警察が運転免許と道路使用の許可を与えているから、あなた達はそうやって商売ができる」と話されていました。逆だと思います。多くの人が経済活動をして税金を納めているからあなた達の公務の仕事も発生して給料がもらえるのではないでしょうか?公務員以外にもお金がもらえるのが当たり前と思っている人は意外と多いです。仕事をしていれば給料は当たり前。売上という結果や成果がでなくてもボーナスまでは当たり前。世の中はそんなに簡単ではないと思います。ミクロのウイルスが拡散しただけで世界がこれだけ混乱するのです。物事の本質を見誤らない事です。売上がないと会社は存在できません。会社員の仕事はまず売上を確保することです。ブラック労働とかパワハラとかやりがい搾取とか社畜とか、そんなものは売上げを上げればあっという間に無くなります。そして売上を上げる能力があればさっさと転職したり起業してとっとと理想に近づけばいいのです。売上も正義です。