セミリタイア small life

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書評 <定年後のリアル>

このブログではアクセスを集めるのはもう無理だなと思い始めています。それじゃあ別にサイトでも作るかと思ってテーマ候補の『定年後』について書かれている本を数冊購入しました。その中で面白かった(新たな視点を与えてくれて勉強になった)のが、この本です。

失礼ながら著者の勢古浩爾さんを存じ上げていなかった。「まれに見るバカ」というベストセラーがあるそうです。バカの代表としておそるおそる読書感想を書くことをお許し頂きたい。

 

勢古さんが61歳くらいの時にこの本を書かれたようです。まあ定年直後と言ってもいいのではないでしょうか。読み出した頃は文章にエネルギーを感じました。文脈とは正反対なのですが、おめえの考え方を改めてやるよとでも言われているかのような気分になりました。主張する考えを押し付けるのではなく、その逆で、正解なんてないんだよ。それを血眼になって探している風態はバカ丸出しだなwよくあるニヒリズムかとも思いました。それに、あと4年のうちに月5万円を稼げるようになろうと思ってジタバタしている自分がなんとなく惨めになって来ます。ヤな本買ってしまったなと思いましたがニヒリストの老後にもまた興味が出てきて、結局一気に読みあげました。そして終盤に差し掛かった時にようやく勢古さんの伝えたかったことが分かってきたのです。けっして虚無主義ではなくこれは勢古さんの優しさと愛に満ちた文章なのだと。何も出来なくても、何も持っていなくても1日1日を好きなように生きればいいさと囁いてくれる。同年輩の仲間に送る暖かいメッセージなのだと確信しました。しかし彼は最後まで、こんな本には大した意味はないよと書き終えています。なかなか良い感じのオッチャンかも知れませんね。

 

あと気になったのは、勤めておられた洋書輸入会社とはどんな会社だったのかなぁということです。

もう一冊ほど勢古浩爾さんの著作を読んでみようと思います。

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