西原りえこが面白い
こんばんは。元気な60歳こもしんです。
西原理恵子をご存知だろうか?高須クリニックの高須院長のパートナーであり「毎日かあさん」「ぼくんち」の著者でもある。ヘタウマ漫画家です。
ボクは「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」「パーマネント野ばら」を読みましたが、いろいろ考えさせられる内容だったのを覚えています。
いろいろ考えさせられましたが、何を考えさせられたかは覚えていません。女の子って淡い希望と現実がぐちゃぐちゃになって出来ているんだなということだけは理解しました。
- 価格: 880 円
- 楽天で詳細を見る
楽天経済圏の善良なる住民として、楽天ブックスでうろうろしてたら「できるかな」シリーズが目にとまりました。
シリーズ全5巻だそうだが、物語ではなくドキュメンタリーっぽい漫画なのでいちばん面白そうなものを1冊だけ購入しようと決めました。レビューを眺めていると「脱税できるかな編」というおったまげる内容を見つけ、さっそくポチり。
最近の中ではトップランクのバカらしい漫画だった。いや、いい意味で。
常々、西原は頭の中が発酵しているのではないかと思っていた。やっぱりボクの推測は的確だった。本気で脱税をやって、それをフィクション漫画にしているのだから。とんでもない奴だ。ここまで国家を馬鹿にしている人間はそういない。ある意味、敬意を表したい。
無茶苦茶な脱税をしておきながら、真っ向から税務署と闘う。悪びれない。喧嘩上等。
面白いじゃないか。
領収書にマルを2つほど付け足したり、架空のアシスタントが30人いたり、やりたい放題だ。で、結局戦いに勝利する。あんた、漢だよ。。。
笑った挙句に感じたのは、「税金って何だろう」です。
国家が国民の生活を守るために国民から徴収するのが税金です。100兆円を1億2千万人で割れば国民一人当たり年間83万円負担することになる。赤ちゃんも老人も。さすがに非現実的なので所得税や法人税などの応能負担としています。大企業にはしっかり負担してもらって貧乏人はソコソコの負担で良いのです。個人が頑張って払う税金は残念ながら国にとってはどうでも良い額でしかありません。
かと言って西原を肯定しようとは微塵も思いません。面白がるだけです。
でも、体を張って西原が売り上げた3000万円には領収書では計算できない経費があるのだろうなと思うのです。町のラーメン屋のオヤジが朝早くから夜遅くまで豚骨スープと格闘してできた利益の30%を分捕った挙句に、苦境に立たされたときにオヤジを守る気持ちが国にはあるのだろうか?
もしかしたらノンフィクション?