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プロが教えるデイサービスの選び方

こんばんは。元気な60歳こもしんです。

16年間デイサービスの経営を行ってきました。その前にも介護保険前の老人デイケアや通所リハビリという介護保険サービス事業に8年間従事しました。合わせると24年です。通所型サービスの価値を向上させるために時間を費やしてきました。経験だけをとると、かなりの古株ということになります。

その間に培った知識と経験で、難解な介護保険制度とサービスの選び方を解説したいと思います。

今回はデイサービスの分類と役割のお話です。

 

デイサービスの分類

デイサービスは規模によって区分されます。

• 前年度の1ヶ月当たりの平均利用延人数が900人以上ーーー大規模型Ⅱ

• 前年度の1ヶ月当たりの平均利用延人数が750人以上900人以内ーーー大規模型Ⅰ

• 前年度の1ヶ月当たりの平均利用延人数が750人以内ーーー通常規模型

• 1日の定員が18名以下ーーーーーーーー小規模型

※小規模型は市町村が管轄する地域密着型サービスになります。

1日当たりの利用者数は営業日数によって若干違います。

大規模型Ⅱは約35名以上、大規模型Ⅰは28人から35人、通常規模は28人ほどです。小規模型には1日10人以下のとても小さいデイサービスもあります。

利用者の受け入れ規模によって必要な施設の広さや人員にも規定があります。また、サービス事業者(運営者)に支払われる介護報酬も違います。

大規模型と小規模型では同じサービス形態とは思えないほど雰囲気が違います。

 

デイサービスの役割

デイサービスの役割は利用者の日常生活の世話と機能訓練の指導、そして御家族の介護負担の軽減になります。もちろん入浴の介助やお昼ご飯の提供が含まれます。簡単にデイサービスの1日を紹介すると、朝、自宅まで迎えに行って専用車で送迎し、デイサービスに到着すると体温や血圧などを測り、機能訓練とかお風呂などを行なって、途中に昼食や休憩を挟みながら夕方まで滞在します。夕方にはまた自宅まで送迎します。

介護保険が始まる以前は、公民館で保健師さんが月に2〜3回デイサービスを開催していました。主に安否確認や健康確認のために周辺の高齢者を集めて開催していましたが、お風呂サービスや昼食サービスなどが追加されていき、カラオケなども利用されました。

介護保険ではサービス事業者が提供することになり、利用者は一部負担金を負担することになります。福祉事業からから保険事業に移りました。

近年では、日常生活の世話よりも日常生活の指導が求められるようになり、利用者は受動的ではいられなくなっています。

また、認知症を患う高齢者が増えたことから、サービス事業者には心身の機能に対する高度な知識が求められています。世話だけでは役割を果たせなくなっています。

 

デイサービスはその制度も役割も変化しています。本人や家族のニーズもまた移り変わるでしょう。

しかし、両者のマッチングはうまく行っているとは思いません。ただケアマネージャーの言いなりで大事な判断を下すケースが多いのです。それは単に介護保険やデイサービス等に対する知識の不足に起因しています。

利用者と家族に出来る限り現実的で有益な情報を提供していきたいと思います。

 

comoshin.hateblo.jp

 

 

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