ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

お金と付き合うのが苦手な方へ

おはようございます。こもしんです。

金融リテラシーが無いと言われています。なんじゃそれは?って思います。

金融リテラシーとは

個人がすべての金融リソースについて情報に基づいた効果的な意思決定を行うことを可能にするスキルと知識のセットを所有していることです。現在、オーストラリア、カナダ、日本、米国、英国を含む国々における国営プログラムの焦点は、個人金融への関心の高まりです。 ウィキペディア(英語)より

お金が必要な事は十分理解しています。当然です。

でも、正直に言って、仕事を真面目にやっていれば、それなりにお金は入ってくるものと思っていました。むしろお金のことよりも仕事のレベルを上げることが大事でした。主任になって、係長になって、課長になって、それにつれてお金は自然と増えるものだと信じていました。

不浄なものとは言いませんが、真っすぐお金を目的に頑張るのはさびしい事なのかなと感じていたのは事実です。そして、それは今でも少し残っています。

 

42歳で起業しました。現金は150万円しかなかったけど、国金から借金してなんとかデイサービスを作りました。もうやるしかないのでお金の勉強もしました。借金の金利が1%違えば返済額が随分違うことがわかりました。最初の1年間は役員報酬10万円でした。デイサービスの昼食 の残りを夕食にしていました。

勉強するしかない状況になったんですね。ただ、直ぐに何かが変わるという事はありません。経費の使い方とかを工夫して行きながら、少しずつ報酬をあげることが出来るようになりました。

それまで会社がやってくれていた多くのお金のこと(社会保険料等)を自分で管理するようになって、今まで見えていたお金の姿が変わって見えてきました。

でも現在でも、貯金は300万円しかないし、報酬は下げ続けています。あと4年で月15万円まで下げる予定です。ちょっと不安(笑)

 

未だにお金のことは得意ではありません。営利法人が老人を食い物にしているなどと陰口を言われることもあります。それが悔しくて、利益を出しすぎないように過剰サービスしたり人件費をギリギリまで膨らませたりしました。トンチンカンな対応でした。感情が判断を鈍らせることがあるのです。冷静にお金を動かせるようになったのはここ2~3年です。

不安はありますが、ボクなりに計算が出来るようになりました。それは必要に迫られて勉強した結果ですが、金融リテラシーってものがあるとしたら、これかも知れません。知識と経験です。