ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

転職の話の続き

こんにちは。こもしんです。今日もテレビはコロナの話題で持ちきりですね。

さて、ボクのブログは昨日の転職話の続きになります。世の中は確かに労働の流動性が高まる動きをしているようです。働き方改革同一労働同一賃金など転職のハードルは低くなっているようにみえます。

しかし、ここで良く考えないといけないのは、一連の動きは誰に最もメリットがあるのか?逆に貧乏くじを引くのは誰か?です。

メリットを享受するのは、もちろん大企業です。大企業は必要な時に必要なだけの労働力があればいいのです。終身雇用など今すぐにも脱ぎ捨てたほうが事業存続に繋がるからです。

貧乏くじを引かされるのは、残念ながら中流以下の人達です。自己責任で自由に生きることができますよという甘美な言葉の裏側には、企業は必要な時だけしか賃金を払いたくありませんという意味が隠されています。そうしないと会社も成り立っていかない状況になっているのです。

 

自由とはとても怖い生き方です。ホリエモンさんなどが会社とかすぐに辞めて自由な生き方をしようよと声高にスピーチされていますが、偏差値70以下の人に対する話ではありませんよ。MARCHくらいなら特別な勉強なんてしなくても余裕で合格するだろ?って人に対してのメッセージですから。本当に残念です。

勘違いして、やればできるはずだと会社を辞めても、会社の方は必要な人しか採用しませんので、あぶれてしまう人が出てきます。そんな人達の多くは最初だけ起業の準備とかした挙句、派遣会社に電話することになります。

本当に実力がある人は派遣社員でも正社員以上の収入を得ることは可能ですので、社会的には何の問題もありません。

 

ボクが見てきた少し残念な人達は、決まって強いこだわりがある。プライドなのかも知れない。独自のアイデンティティがなければ、周りから押しつぶされてしまうのではないかという不安と闘っている。自分一人が損をしているのでは無いかと疑心暗鬼になっている。

サラリーマンの有利な点はたくさんあります。それでも転職を考えるなら、感情に流されず、自分の頭でしっかり考えて、その上で相応の覚悟をもって辞表を書いた方がいいです。決してボクが辞表を受け取るのが辛いからでなく、退職しても幸せな人生を送って欲しいからです。

必死になれば人生は好転します。でも、必死になれなかったら人生は厳しいです。