引き際を考える
おはようございます。こもしんです。
人間は、満足してしまったらそこから老化が始まる。
ネットのどこかで見ました。そうかも知れないなと思いながら、成長するには満足しちゃいけないのかよと突っ込みたくなりました。
どちらかと言うと、満足しちゃった側です。お金ないけど、食費に困らない収入があり、子供も成長しました。やらなければならない事は終わった感があります。
学生の頃に設定した目標が低かったのです。
なにせ、伊勢正三の「ささやかなこの人生」を聴いて過ごしていたのですから。
ドラクエで言うと、「Ⅲそして伝説へ」が終わって世界は救われたのだから、新たな魔王が出てきたとしても、それは後輩に任すわ。という感じなのですが、お分かりでしょうか？
リハビリテーションの理念を地域に浸透させる活動も、社外の後輩が立派に推し進めていて、これについても満足です。できれば社内の後輩であればもっとよかったのですが、もし、社内だったら、ボクが足を引っ張ってただろうなと思います。
後輩に秒速で追い抜かれて、精神的につらい時期もありましたが、客観視すると、これで良かったのだと思います。60歳という年齢も味方になって、「もう、勝負しなくていいよ」と思うことができました。
脳の老化は確実に始まっています。30年前の自分と比べると約半分くらいしか頭が回転しません。日常会話も、反応が半テンポ遅れるのがデフォルトです。
車で言うとレッドゾーンが4000回転で頭打ちという状態ですが、お分かりでしょうか？
日本人はリスクを極端に嫌う性質がありますが、老化だけはだれも避けられません。
自分の順番が来たのだと受け止めるだけです。
コロナウイルスが怖くて、街に出ないで家の中で数週間も過ごすなんて考えません。感染して死亡することになっても、それは運がなかっただけだと考えます。もう、子供たちもボクがいなくても生きて行けます。
そうして、やりたい事をやるために街に出るでしょう。
嫌な事もありますが、それ以上に楽しみもたくさんあります。新規事業、ゴルフ、旅行、車、子供の成長。忙しいくらいです。
これが引き際の思考なのかと聞かれたら、自信がありません。しかし、興味深い精神状況であることは間違いありません。
それでは、また夕刻に
