ゴルフは健康維持の効果はあるか?
月一ゴルファーです。健康維持には無縁に感じます。だけど、そうは思いたくありません。
おっと、感情論ではなくて、どのくらいの効果があるのか考えてみます。
まず、運動強度を見ていきましょう。一回当たりの運動強度をMETsで表すと、4.8です。これはボーリングやウォーキング(時速5.6km~6.4kmで歩いている時)と同程度です。強度的には筋力強化には効果はほぼありませんが、体力増進には効果的な強度といえます。
有酸素運動は頻度が重要です。ゴルフでは、7km~10kmを歩くとされていますが、それは間違っています。ほとんどのゴルフ場はカートという乗り物に乗って移動します。僕みたいな下手くそでも5km程度でしょうか。ハンデ20以下の人だったら3kmかも知れません。ゴルフ程度の運動では、一般的には週に2~3回以上が必要とされています。僕にとっては週に2回は無理です。経済的に無理です。ただ、打ちっぱなし練習場には週に2回以上行っている気がします。METsでは3に低下するのですが、合わせると、僕にとってゴルフは「健康維持に効果がないわけではない」という非常に歯切れの悪い結論になります。
ただ、ゴルフの健康に対する効果はそれだけではありません。ないはずがありません。ゴルフには精神的な面からも健康に効果があると信じています。なんて言ったって自然の中です。口の悪い友人は人工的な自然だと言うのですが、僕は手を加えた自然だと思っています。とにかく気持ちは良いです。広いフェアウエイの芝生の上を歩くだけでリフレッシュできます。友人とバカ話をしながら歩いていると仕事のストレスなど霧が晴れるかのように空に溶けてなくなります。精神的な安定が身体に良い影響を与えることは言うまでもありません。
ゴルフは一人ではできません。普通は3~4人でラウンドします。バカ話と書きましたが、それなりに有益な話もします。家族の事とか仕事の事とか人脈の事とか直接的に有益ではないのですが、大事なアドバイスになっている事が多いのです。自分の考えだけで世渡りできるほど甘い世の中ではないのです。僕はお酒が飲めないので、人よりコミュニケーションの機会は少なくこの齢まで来ました。けっこう損をしたなと思っています。ゴルフはその欠損を埋めてくれる機会になっています。
最後に考慮したいのが、友人と競うこと。これも健康につながると考えています。齢をとっても競争して勝つために努力することが気持ちに張りを与えてくれます。
まとめると、僕のゴルフの健康維持に対する効果については、
運動的には大きな効果はない。
精神的には充分に効果がある。
コミュニケーションを含めた人間関係の適度な緊張は、間接的に健康につながる。
なんだか、個人的な考察になりましたが、何かの参考にしてください。ゴルフ最高!