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オリンピックのマラソン問題に思うこと~プロとアマ

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東京オリンピックラソンの開催地が札幌に決まって、モヤモヤしている人が多いと思います。僕も国際オリンピック委員会のやり方には、納得できない部分があります。僕がどんなに納得できなくても、全く関係なく準備が進められている事には納得しています。

 

先日、「そこまで言って委員会NP」という番組で、武井壮さんの発言を聞き(正確には覚えていないですが)いろんな考えがあるのだと知りました。内容は、スポーツ選手がオリンピックを足掛かりに経済的にも成功するには、経済の仕組みも受け入れる事が必要(国際オリンピック委員会の意見に従う)。という事だったと思います。間違っていたらごめんなさい。訂正しますので。

 

僕はすこし考えがちがいます。アマチュアスポーツとプロスポーツは、明確に分けるほうが色んな意味で健全だと思います。オリンピックがプロスポーツなのかアマスポーツなのかは別として、スポーツでご飯を食べようとしたらそれなりの努力が必要です。身体をギリギリまで酷使したり、武井さんが言うように経済面での勉強も必要でしょう。しかし、アマスポーツは本来、楽しみのために行う活動です。勝負の勝ち負けはありますが、それよりも身体を動かす爽快さや健康維持が重要で、むしろ、お金を使ってもスポーツを楽しみたいのです。

 

僕の娘は小学生のとき、学校のミニバスケットのクラブに入っていました。ある地方大会に応援に行ったとき、衝撃的な光景を見ました。負けたチームの監督が、一人の選手(小学生)を怒鳴りつけ、足蹴りをしていました。周りには学校関係者が多くいたはずですが、それを見て見ぬふりです。僕は体育館の2階にいたので急いで注意に行こうとしたのですが、1階に降りた時はもう二人の姿が見えなくなっていました。けっこうドキドキしていたのでそれ以上探すことはしませんでしたが、15年ほど経った今でも思い出します。

 

才能と努力する能力を持った子供はプロスポーツを目指す事ができるでしょう。しかしそれ以外の(ほとんどの)子供たちは楽しいから、遊びの一つとしてスポーツに関わっています。指導者の、もしくは親のエゴで勝利至上主義にはしる姿は見るに堪えません。あわよくば、という思いがあるのでしょうか?プロスポーツの世界はこれとは違います。ずっと厳しいものだと思います。中途半端に経済を取り入れるからこのような勘違いが起こるのでしょう。

 

もう一つ、プロスポーツは健康を目指していない。むしろ健康を犠牲にしても経済を優先するものと位置付けるべきです。その認識であればスポーツはさらに盛り上がると思います。

 

僕の意見は、プロとアマをしっかり分けろということです。武井さんの話に乗せると、オリンピックはプロスポーツの祭典にしないとおかしくなりますね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。