セミリタイア small life

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

終の棲家に関する一考察

人間はいつか死ぬ。80才になるのか100才になるかはかわからないけど、きっとみんな死ぬだろう。どこで死んでも、そんな事はあんまり重要じゃない気がする。孤独死して、死後1週間で発見されても、もう死んじゃってるので別に寂しくも苦しくもないだろう。そもそも、僕たちが80才になる頃は、携帯電話の進歩もあって、死んだらすぐに通報される機能が実装されるに違いない。死んだ時のことなんか考えるのも無駄だろう。

 

しかし、死ぬまでの、生きているあいだの住まいは、いろんな選択肢が考えられる。嫁さんと二人暮らしなら、まあ、今の住まいで何の問題もない。先立たれて一人になっても、元気であれば、なんとかなる。住まいを考えなくてはならなくなるのは、心身の健康状態に問題が生じた時、もしくは自信が保てなくなった時だろう。

 

お金もちだったら、入居金3000万円くらいの高級老人ホームに入所すればいいだろう。上質な介護も期待できる。家族もお金があれば優しくしてくれるかもしれない。毎日、フロアで映画鑑賞や、考え込まれたそつのないアクティビティも受ける事ができる。

 

貧乏人はそうはいかない。何とか3000万円貯金を確保していても、月に30万円とか請求される高級ホームは夢のまた夢だ。そんな庶民が考えるのは、自宅で家族に支えられて余生をおくるというお人よしなおとぎ話だ。現実は、子供は逃げ出し、嫁さんはノイローゼになるのが関の山。散々、家族争議を繰り返して、最終的に一部屋に赤の他人を4人も押しこめてしまう公的な老人施設に入所することになるだろう。

 

貧乏人代表として、一つアイデアがある。

 

仲のいい貧乏人が5~6人集まって、資金を300万円ほど出し合い、シェアハウスを作ってそこに住むというものだ。そんなのはアイデアでもないと思われるだろうが、ここで少しだけ知恵を使う。

シェアハウスは公的介護保険で運営すればかなり快適な住まいになる。まず、メンバーの中で一番若いやつを社長として、適当な合名会社でも株式会社でも立ち上げる。そして、グループホームなり、デイサービスなりを開設するのだ。県に申請し認可を得なければいけないが、そんなの県庁OBにやらせればいい。簡単だ。すこし難易度が高いのはスタッフの募集。これも、今までせっせと通ったスナックのママを口説くとか、どうだろう。渡りに船になるかもしれない。

 

自分たちで介護施設を作って、自分たちで運営して、自分たちの介護をやって貰うのだから、物凄く効率の良いシステムが出来上がる。なにせ介護サービスの費用の7割から9割は税金と国や自治体から賄ってもらえる。わかり易く書くと、1日の介護費用が一人1万円とすると、本人が1000円出し、9000円は公費から支払われる、自分(会社)にだ!6人が入居すると、月に180万円の会社の売上になる。それで介護スタッフの人件費を賄えばいい。自分たちに都合のいいサービスを自分たちに提供する。スナックのママが提供するのは最高のサービスになるだろう。別にトントンでも全然かまわない。自分たちは一人月に3万円しかかかっていないのだから。年金だけでも余裕で暮らすことができる。

 

一つだけ、危なっかしいところがあるとしたら、仲間間のトラブル。

喧嘩はあるだろうな。

 

前述の、お金持ちが高級老人ホームでクラシック音楽など聞きながら過ごす生活と、喧嘩しながら仲間たちとガヤガヤ過ごす毎日とでは、どちらが楽しいだろう。

 

 

 

注)文中の試算はかなりおおざっぱな数字です。サービスの種類によって対象者や介護報酬は違ってきます。が、6人が要介護者だとしたら十分採算が取れます。