ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

ウォーキングの楽しみ方

以前にも書きましたが、僕の趣味はいろいろあってゴルフ、車、ウォーキングが他人に言える趣味です。(小説を書くとか人には言えませんw)

ウォーキングは、ただ歩くだけでどこがおもしろいんだ?というご意見もお聞きします。僕なりの楽しみ方をご紹介します。

 

最初にお勧めしたいのは、写真を撮るという事です。カメラはスマホの物でもいいし、デジカメや一眼レフならもう少し気分が上がります。そして被写体は道ばたの名もない小花や川面の風景で十分です。何気ない自然があちこちで精一杯生きていることに、僕は毎回感心します。都会だったらビルの片隅で見つけた意外な風景なんてどうでしょうか?

それで、写真を撮りためて、ときどきアルバムとして整理すると、同じウォーキングコースでも飽きることなく、また行ってみようという気持ちになります。さらに、同じ場所で同じ被写体でも、定点観測のように四季を感じさせる風景というお題をつけると、もうこれは歩きたくなってウズウズしてきます。

 

次のお楽しみは、自分の身体を客観的に捉えることの面白さです。ウォーキングは、それだけだったら、身体の変化が表れにくいエキササイズになります。1~2ヶ月ではお腹も引っ込まないし、お尻も引き締まることはないでしょう。でも、歩いている最中は自分の身体と対話する事ができます。膝の違和感や股関節の可動域、なにより、歩く姿勢を意識します。そして、そのそれぞれに細かく対応することで、自分の身体を理解でき、自分自身に愛着が生まれます。その先に実質的な健康管理や他人への愛情が生まれるのではないかと僕は思っています。

 

三つ目の楽しさは、歩くその土地そのものや土地の歴史を、学びながら歩く事ができることです。自宅から10kmくらいの範囲を調べると、けっこう面白い事実を発見する事ができます。例えば、昔、合戦場だったとか、一揆がおこった場所だったとか。または、小学校の友達が住んでいた場所だなあと懐かしんだり、家族で行った海水浴場がどのように変わり果てたか等、興味が尽きる事はありません。しっかり生きてやろうというやる気も湧いてきます。

 

最後にお伝えしたいのは、自分と向き合う時間の大切さです。これまでアクセク働いてきて、お金を稼いで幸せになろうとしていた自分と、風に揺れる道ばたの小さな草花を比べながら、本当になりたかった自分を思い出す経験ができるという事です。

ウォーキングが終り、また忙しい生活に埋没してしまいますが、また週末に出かければいいのです。自分の人生を大切に思う、一番小さな旅へと。