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ドローンを職業として考えてみる

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ドローン事業

楽しみながら仕事になるという点では、面白い仕事で、さらに将来性もあるのではないでしょうか?セミリタイア後の仕事として、かなり面白いと思います。


ドローンとはお分かりかと思いますが、通常4基以上のプロペラを持ち、ジャイロ機能を備えた小型の飛行体です。最近は水中ドローンなども出てきています。

小型で安定した飛行ができるので、いろいろな分野でその活用法が試行錯誤されています。中でも有望なものとして、①測量分野 ②農業分野 ③点検作業分野 などがあげられます。

測量分野

高度なGPS機能を搭載したドローンはすでに販売されており、その精度は±1cmとも言われています。また、地表から50mとか海抜から50mなど状況に応じて設定ができ、さらにAIにより山林など地表が見えにくいところの測量も可能です。今までは人が危険を冒して現地に侵入し、時間をかけなければ難しかった測量作業を半日~1日で終わらせることができます。しかもオートパオロット機能を使えば、操縦者はスタートボタンを押すだけです。あとはドローンがプログラムに従って飛んで行き、画像データを収集して自動で帰ってきます。±1cmの精度で。東京ドーム一つ分くらいの面積であれば、4~5日かかっていたものが、3時間もあれば完了できるでしょう。あとはパソコンでデータを解析するだけです。おそらく単純な経費としては従来の1/5から1/10になるでしょう。がっつりプロとしての仕事になります。

農業分野

最近の農業は生産性を高めないと成り立っていかない状況になっています。規模も大規模化しています。ドローンはこのような生産性を高める作業を担っていくことになるでしょう。一つは農薬の散布、もう一つは生育状況の点検→効率的な人員配置です。
農薬の散布をドローンに行わせるのにはドローンの大型化という課題が残っていますが、基本的にオートパイロットでほぼ自動です。農薬をドローンにセットするのが人間の役目になります。
農産物の生育状況を管理することはロスを抑え、収益に直結する重要な業務のひとつです。従来は広い農場を熟練の人の目によってその状況を把握し判断することが必要でしたが、ドローンは革新的にこの作業を自動化します。赤外線カメラで農産物を撮影することで葉や茎の表面温度を画像データ化することができます。異常があればその場所だけに重点的に肥料や農薬を追加するなど飛躍的な効率化が可能です。
現在、人材不足で悩む広域農業経営でこれを使わない手はないでしょう。

点検作業分野

農業分野と被るところがありますが、今まで人間が簡単に入り込めなかった場所や、ひどく時間と労力を要していた点検作業を、ドローンで代替してしまおうというものです。例を挙げるとコンクリート製の橋げたの目視点検やメガソーラー発電所ソーラーパネルの点検などです。これも赤外線カメラやAI技術を組み合わせることで、リスクと人件費を大幅に圧縮することができます。
特にソーラーパネルは何十枚の内の1枚が回路に問題が発生したとしたら、全体の発電効率は著しく低下します。これは人間の目では判別ができず、全部のパネルを点検することになってしまいます。不良パネルを特定するだけで収益は全く違ってくるでしょう。
ボタン一つで遠くからドローンを飛ばしてできる事業です。

その他

VRカメラを搭載したドローンを使い、景勝地で仮想空中散歩ができるプログラムです。利用客にVRゴーグルを装着してもらい、操縦者がドローンからの映像をVRゴーグルに配信します。リアルタイムで空の上からの眺めは利用者にいままでにない経験を提供することができます。
しかし、VR酔いやニーズの把握などの課題があり、まだ事業として成り立つかどうか微妙です。