ボクの定年

還暦オーバー!今日もチャレンジ!

愛車の手入れ

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10万円で手に入れたユーノスロードスターは快調です。快調ですが、あちこち手入れをしないと危険です。1ヶ月ほど前から窓ガラスの開け閉めができなくなっていました。コントロールノブが破損しました。自然劣化です。

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ヤフオクで競り落としましたが、なに分そうとう古い車なので部品も既に古いものです。しかし、まだ探せば見つかる事に感謝しなければなりません。みんカラで部品交換の手順をおさらいして、早速作業にかかりました。

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センターコンソールを剥がしてコントロールユニットを交換します。ついでに買った革製のシフトノブスカートも交換しました。

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完成です。ハンドルセンターは木製手作りで、Bluetooth対応のスピーカーも無理矢理設置しています。まあまあ恥ずかしい仕様ですが、その分可愛い愛車です。

 

 

 

カラス

いつものようにウォーキングをしていた。もうすぐ自宅に帰りつく、最後の坂の登り口に差し掛かった時だ。

ごみステーションの金網の上に一羽のカラスが佇む姿が視界に入ってきた。なんだか太ってて頭部が大きく感じた。

ごみステーションまで50mの距離に近づいても微動だにしない。20mまで接近しても、チラリとこちらを見ただけで、ぷいと横を向いた。

ボクは少しだけイラついた。

「最近のカラスは人間を怖がらない」

そんな話題を聞いたような聞かなかったような。

ボクの心が攻撃的になっている。

「人間様を怖がってさっさと逃げやがれ」

そう念じた。

ついにカラスとの距離は10mになった。

今度はなんとカー助がボクに対してギリッとメンチを切ってきた。

一瞬、ひるんでしまった。

自分の弱さを隠すためにボクはより攻撃的になり、思いっきりガンを飛ばすと同時に拳に力を入れた。

その瞬間、カラスはふわりと空中に移動し、すぐ近くの電線にとまった。

石でも投げつけようかと思ったが、さすがにそこまで幼稚じゃない。

カラスのとまっている電線の下を何事もなかったかのように通り過ぎようとした。

「カァー」

奴が一声啼いて再びごみステーションの金網の上に降り立とうとした。

ボクは咄嗟に身をひるがえし、今まさに着地しようとしていたカラスに詰め寄った。

距離にして3mほど。

今度はカラスがひるんだ。一瞬だけ。

ボクに目を合わせると、ゆっくりゆっくり空中を上昇した。

勘違いかもしれないが、ボクにはその顔が笑っているように見えた。

たしかに興奮してしまった。動悸が早く強く打った。

口にこそ出さなかったが、心の中でカラスに捨て台詞を吐いた。

「どうせお前らは人間様の残版を漁って生きるしかない生き物だ。寿命もずっと短い」

「腐った肉を喰って腹を壊せ!」

精一杯の強がりだった。

カラスは笑いながら

「それでも俺はカラスもままが良い。人間なんて大変だろ?」

「ずっと地べたで消耗してんだろ?」

そんなキツイセリフがボクの頭の中で聞こえた気がした。

そしてカラスは一旦電線にとまりなおしてから、スイーと向かいの丘の稜線にむけて飛んで行った。

スキルはコモディティ化する

理学療法士の免許を持っていますが、いまは理学療法を行っていません。

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。

 *日本理学療法士協会HPより

 理学療法は主に医療機関で行われ実施に関しては医師の指示監督のもとでなければなりません。何の後ろ盾もない弱小デイサービスでは理学療法は実施できません。理学療法に関しては、ボクはほぼ部外者となっています。ただ、各種SNSを覗くと理学療法の未来を憂慮する書き込みが多いように感じます。

明らかに焦っているぞ、後輩諸君!

こんな書き込みはマウンティングだ!とすぐにヒステリックに反応されると思います。そうかも知れません。ただ、不安を抱えた後輩にほんの些細なアドバイスを送りたいだけです。役に立つかどうかも分かりません。そんなものは自己責任です。

 

スキルはコモディティ化する

スキルアップセミナーが百花繚乱です。新しい徒手療法や治療法を身につければ患者様の為になるし、なにより自分自身の価値を高める確かな方法だと信じている若い理学療法士が多いようです。良く考えましょう。そんな簡単に人生が攻略できるわけがないでしょう?ちゃんとした再現性のない手技にお金を払うなんて論外ですが、有益な治療法も多くあります。そんなスキルはいろんな形でまあまあ早いスピードで拡散されます。勉強会であったり、先輩からであったり。希少価値があるうちは個人の価値向上に結び付けることはできるでしょう。しかし一般化したら無価値に等しくなります。延々と無価値化を繰り返すことをコモディティ化と表現しました。スキルでは個人の価値は高められないことに気付いた方が良いでしょう。もちろんスキルの第一人者だけは価値を保有し続けることはできます。千人に1人以下でしょうけど。

スキルを身につけることは良いことですが、それで個人の価値は向上しません。あって当たり前になるのです。個人の価値は個人の魅力やセンス由来することになるでしょう。これはコモディティ化することはありません。簡単に真似ができないからです。魅力やセンスの積み上げ方はそれぞれです。自分に合った方法で磨く以外にないでしょう。もちろん生まれ持った才能の差があることは認めないといけません。イケメン有利です(笑)ボクからアドバイスをするなら、とことんマウンティングされろ!です。医師や看護師や理学療法士の先輩と仲良くなるのです。徹底的に仲良くなると医師の思考や看護師の思考を学べます。先輩のスリップストリームまでワープが可能です。事務長と仲良くなれば事業の運営管理の実情を知ることができるでしょう。

あなたが生きて行く上での重要な示唆に富んだ体験は、手に取りにくいところに落ちています。ドブ沼に手を突っ込まなければ手に入れることは出来ないかもしれません。勇気も精神力も必要です。だからこそ価値が生まれるのです。

事実、理学療法士は医師に認められなければ名前がないのと同じです。

 

※それ以外に方法がないということではありません。起業とかね。

 

ボクの老後計画<改訂版>

おはようございます。今日も良い天気ですね。

60歳になる少し前から自身の老後のことをあれやこれやと考えてきました。

お金のこと、健康のこと、活動のこと、どうやって最期を迎えるか要するに死ぬこと。

結局は逡巡するばかりでなかなか正解にたどり着けません。

まぁ、そんなものだと思います。生きている間中、あーでもない・こーでもないと試行錯誤しながら暮らしていくのでしょう。

そんないい加減な思考の中で、今現在の老後計画を立てようと思います。どこまでも適当に。

①お金計画

65歳から年金生活に移行して、確かに収入は激減するのですが、妻と合わせたら40万円を楽に超えそうです。(75歳まで)

田舎で生活するには充分な額だとやっとわかりました。貯金がないのと借金がある事からつい不安に駆られていたようです。

月に5万円の収入を望んでいましたが、こだわる必要はないのかなと考えを改めています。

週一のゴルフを気兼ねなく楽しむには幾らかの余裕資金が必要ですが、そもそも週1ゴルフの同伴者はいるのか?

友達はたくさんいますが、皆んな何かと忙しい事が次第に明らかになって来ました。孫守りとか仕事とか。

一人ゴルフは出来ますが、それなら安い所になりますのでもっと少ない予算で出来そうです。

75歳以降に向けての貯金も出来そうです。

②健康計画

お金計画と表裏一体な問題ですが、それよりも単純に気持ちよく過ごすことに積極的になるべきです。

健康診断の結果はあまり良くない成績でした。今すぐにでも健康を第一にする生活に変えようと思います。

先日から書評を書いていますが、やはり食べ過ぎでバランスが悪くなっているようです。食事量を控えます。

運動は極力行うようにしていますが、まだまだ足りていないという実感を持っています。

少なくとも週に3日は1時間以上の運動を行います。具体的には今まで通りの筋トレとウォーキングです。

月に2回、16時間断食に挑戦してみようと思います。LIFE SPANの影響です。他にも「空腹こそ最大の薬」という本の要約動画を見たからです。取り敢えずやってみようと思います。

口腔ケアももう少し真剣に取り組みたいと思います。

歯磨き・フロス・歯間ブラシ。日に2回はこの3種ケアを実践するつもりです。

健康計画は習慣化することが大事です。習慣化してしまえば特に苦痛とか感じないのではないかと考えています。

③活動計画

先日、今後やりたい事を列挙しました。

週一ゴルフ、放浪の旅、月5万円の収入でした。あまりの少なさに愕然としました。まだ、あるはずです。でも、無理して探すことではないかなと感じます。

今のボクのマインドならきっとやりたい事が次から次へと溢れてくるでしょう。そういう人間です。すぐに飽きますが。

④さよなら計画

計画は75歳までのものです。多分だけど75歳以降は、多くの高齢者がそうであるように、地味でお金のかからない生活をするのではないかと想像しています。

正直、全くわかりません。その時までに考えれば良いのではないでしょうか。

大事なのは、死に方です。

理想はピンピンコロリですが、そんなに簡単に達成できないでしょう。病気にならないように工夫はしますが、そのために生活の質を落としては本末転倒だと思います。

最後まで冒険とチャレンジを楽しみ、途中で息絶えたときは「ああ、面白かった」と一言だけつぶやいて死にたいです。

その時が75歳(14年後)でも悔いは残さないように今日を生きるつもりです。

LIFE SPAN 老いなき世界 第3章・第4章 <書評>

第3章 万人を蝕む見えざる病気

なんと老化は病気だという提唱です。固定観念でカチコチになったボクの頭では、「いやいや病気はハプニングで老化は自然現象でしょう」と考えてしまいます。「老化が病気だったら原因があるはず、老化は原因がないから病気ではない」などと常識的な思考回路の中で混乱します。しかし、デビット・A・シンクレアは老化そのものが1個の疾患なのだと言い切ります。

ボクが病院に勤務していた時は事務当直と言って夜勤をする事がありました。入院患者さんが夜間に亡くなられたとき、医師に死亡診断書を書いてもらうのですが、仏様が90歳だろうが100歳だろうが死因の欄に「老衰」と書かれることは非常に稀でした。「多臓器不全」だったり「肺炎」が多かったのを覚えています。病院で亡くなるということは何らかの病気があるはずで、「老衰」ではいろいろと問題があったのだろうと思います。そのくらい老化は病気と区別されていたのだなと今更だけど考え直しました。しかし「多臓器不全」「肺炎」は疾患の一つだと認識されています。老化により「多臓器」が不全状態になりますし多くの場合、全身で炎症症状が現れるものです。最終的に呼吸が消失して死亡となりますので「肺炎」でも間違いではないのです。しかし、それは老化によって引き起こされるのです。老化が疾患を引き起こす、これは老化が病気の一つだという意見を立証することなのかも知れません。少なくとも現在の医療の場当たり的な(デビット・A・シンクレアはモグラ叩き的と書いている)手法ではこれ以上の健康年齢は引き上げられないと感じています。

第4章 あなたの長寿遺伝子を今すぐ働かせる方法

いよいよ老いなき世界へ誘ってくれる章に突入します。もうココだけ読めばいいんじゃね?と思います。で、ダラダラ説明するのはやめて、結論を書きます。

1、間違いなく確実な方法→食べる量を減らせ

2、アミノ酸を制限する

3、運動をする

4、寒さに身をさらして長寿遺伝子を働かせる

5、タバコや有害な化学物質、放射線は老化を早める

デビット・A・シンクレアが指摘したのは上記の5項目です。中でも食べる量を減らすという方法についてもう少しその理由を説明します。それは1章と2章で触れたサバイバル回路のスイッチを入れるのに現状の食事量では圧倒的に多すぎるという理由です。デビット・A・シンクレアは飢餓状態にならないとサバイバル回路は発動しないと書いています。体の健康を持てるギリギリの食事にまで制限することで、長寿遺伝子に仕事を命じることが出来ると言うのだ。ちょっとした断食を推奨している。現代の生活習慣病のほとんどは、過剰なカロリー摂取に起因している事を考えれば説得力はあるのではないでしょうか。

次回は何と「第5章 老化を治療する薬」という更にとんでもない理論が展開されます。本当だったらボクも飲みたいですね。

幸せな会社のかたち

もの凄いレベルの零細企業を運営しています。会社を作る時ボクが望んだものは、自分たちが食べていける報酬と自分の子供が大学を卒業するまでの学費が払えること。それと精神の自由。

ボクと妻とパートさんの3人で始めました。ボクと妻の給料は一人10万円ずつ。パートさんの給料は14万円でした。目標がとても小さかったので変に肩肘張らず16年も続けることができています。感謝です。いろんな辛いこともありましたが、ボク自身は本当に面白かったと感じています。

40年前、ボクは新卒で就職した食品会社で営業企画部に配属されました。大変だったけど勉強にもなりました。会社の仕組みを学ぶことができた。事業が生まれて消滅するまでを観察することもできた。頑張りすぎるとドンドン辛くなる現実を目のあたりにした。規模を拡大してもそれ自体が幸せに直結することはない。社長と社員とお客さんと地域がうまい具合に三方良し(四方良し?)にならないと安らぎは生まれないのです。

わが社にもその瞬間はありました。最初の5年程。でも社員が増えたり、競争が激しくなったりして、つい頑張ってしまいました。もう少し余裕を、もう少し社会に貢献を、もう少し安心を。頑張ればそれなりの成果を得ることはできました。でもボクが欲しかったのはそんな高尚な事ではなく、子供に教育の機会を与えることと、食べることに困らないだけのお金の自由だったのです。ちっぽけなマイクロ企業で構わなかったのです。思い返すとスタッフ3~4名で利用者が10名前後くらいの時が一番笑っている時間が長かったようです。幸せな会社は難しい。

子供は独立するから、親としてのゴールが存在する。ところが会社はきりがない。どこまで行っても頑張るしかない。早く成長させようとして借金する。無理しても売り上げを確保する。頑張った人へのポストを用意するために事業を拡大する。また借金が増える。この繰り返し。ボクは当初の目標を達成したのでこのループから離脱しようとしています。だけど会社は続けるしかない。

もしも売り上げを減らしてもみんなが幸せでいられる仕組みがあったらどんなに楽だろう。昨日、次期社長候補に稼働率60%でも持続可能な会社を目指したらどうか?と相談しました。一笑に付されました。もう少しの余裕と、もう少しの社会貢献と、もう少しの安心を捨てるだけなのに。そんな事は出来ないと言われました。無理はありません。彼の中では頑張ることが正義なのだから。

放浪の旅

 

comoshin.hateblo.jp

 以前、投稿したエントリです。情けないことに3つしか思い浮かばない。しかも自己中心的な願望ばかり。家族に対して申し訳ない(笑)

①週一でゴルフに出かける

②放浪の旅に出る

③月に5万円の新しい収入源を得る

3つとも65歳になればやれるのではないかと思っていますが、たぶんその頃にはやりたい事も変わっているのでしょう。状況が整ったらやろうではほとんど出来ないのが現実です。要するにこの3つは4年後ではなくて、今やりたい事なのです。少なくとも実行するための準備をしなければ永遠に出来ないと思っています。

そこで、②放浪の旅に出ることについて現実的に考えたいと思います。一人旅が前提です。そして放浪の旅とは公共交通機関を利用して観光地を巡る旅と根本的な部分が違います。ボクにとっては冒険の旅と言っても過言ではありません。バイクか車中泊できるワンボックスカーでの移動を考えています。なぜ冒険が必要なのか?疲労のために運転の危険度が上がらないか?家族の納得と了承が必要です。

そこで昨日、夕食の後で家族にボクの気持ちを伝えてみました。妻は同意・娘は自分だけずるい的意見・母親は無言。最大の壁は母親(87歳・同居)です。一週間ほどしてから、「良く考えてみたんだけど・・・」と練りに練った持論を持ち出してくるかもしれません。コンセンサスというのは誠意をもって少しずつ作り上げるものだと思います。急ぎません。ゆっくり行きます。

ところで、ハンターカブというバイクをご存知でしょうか?カッコいいのです。これでキャンプツーリングなんて楽しすぎるだろうな。

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